Googleアナリティクスを利用していると、「not provided」となり、キーワード分析ができないという方がたくさんいるようです。
しかしこのままだと、キーワード検索が出来ないため、必ず改善する必要があります。なぜここまで「not provided」の登場や、改善への道となる中身を知る方法( not provided)をご紹介します。
先ずはnotprovided仕組みを理解する事が大事である。
not providedとは?
not providedとは、検索エンジンがユーザーの検索ワードをアナリティクスに提供しなければ表示されます。
日本で利用が多い二大検索エンジンであるYahoo!とGoogleは、セキュリティ強化のために通信を暗号化できる「SSL」という仕組みを利用しています。
ユーザーのキーワードが暗号化されると「not provided」と表示されてしまいます。
Googleは2013年9月にSSL化を行いましたが、Yahoo!も2015年夏に実施したため、このエンジンの利用客が多い日本では「not provided」表示が大半を占める状況になりました。
セキュリティ保護のためにはある程度仕方がないと思えますが、これでは困ります。
SSLについて
SSLはインターネット上の通信を暗号化して、サイト運営者などに利用者の個人情報が漏れないようにする技術のことです。
SSL化されたサイトのURLには「https」と表示されます。
ECサイトや会員登録フォームを持つサイトは、クレジットカード番号をはじめとした個人情報入力する機会が多いです。
そこでSSL化をしてないとサイトの運営側に利用者の情報が行き渡ってしまいます。どんな人がサイトを運営しているか。
顔が見えないので、SSL化されてないサイトの利用はおすすめしません。
最近では個人情報を入力するサイト以外にも、「SSL化されてない」という警告が表示されるため、ネット上の全ページの通信を暗号化する「常時SSL化」が求められています。
notprovidedはある程度予測できる?
「not provided」の改善方法は?
SSL化の影響でGoogleアナリティクスは多くの検索キーワードが「not provided」となってしまいました。
とはいえこのままでは優秀なGoogleアナリティクスの使用ができないまま。
なんとかしてでも検索キーワードを把握してみましょう。
今現在、「not provided」の中身を完璧に把握することは出来ませんが、大概の予測や概要を知ることでいくつか方法が存在します。
次に4つの調査方法を紹介するので、目的や難易度に応じて活用してください。
ランディングページから予測する
まずはアナリティクスのページを開いて、「集客」→「キャンペーン」→「オーガニック検索キーワード」→「セカンダリ ディメンション」から「ランディングページ」を選びます。
この中で、ユーザー数の表示があるということは、検索エンジンでキーワードの順位が付いているので、ページを元に予測します。
実は「not provided」と表示があっても、ランディングページを調べることはできるんですね。
ただそれは表示されるだけで、予測に頼るしかないのです。
Googleサーチコンソールから調べる
次に、サーチコンソールの「検索トラフィック」→「検索アナリティクス」を開いてください。
普通でもキーワードとクリック数が表示されています。
ここからクリック数のみにチェックが入ってるのを、「表示回数☑️・CTR☑️・掲載順位☑️」を入れると、キーワードごとのクリック数や、検索の順位を知ることもできます。
これで「not provided」で分からなくなった検索キーワードを調べられるようになりましたが、サーチコンソールのデータ保存期間は過去3ヶ月(約90日)ですから、場合によっては定期的にダウンロードして保存しておきましょう
解析・分析ツールを使用
キーワードツールを使用することもできます。
キーワードツールはたくさんありどんなサイトでも、やり方次第で「not provided」によって分からなかったキーワードを探すことができます。
ここではキーワードファインダーを使った場合のことを解説します。
このツールでは、流入キーワードだけでなく、検索順位や検索ボリュームも同時に調べることができるため、どのキーワードに対策を施す必要があるか、判断することができます。
さらにはGoogleアナリティクスと連携して、CVキーワードの表示が可能のため、売上向上に役立つキーワードチェックもできます。
主な使い方
サイトとキーワードを登録→キーワードを毎日自動取得してくれる
これだけ。使い方も簡単なので、初心者の方にもおすすめです。
検索連動広告の検索クエリから予測
Google AdSenseで広告配信をしている場合に限りますが、管理画面でクリックされた広告のキーワードから、需要のあるキーワードを予測できます。
Google AdSense→全てのキャンペーン→キーワード→検索語句を選んで、レポート画面からクリックされているキーワードを確認します。
前述の通り、完璧に中身を知る方法は今のところ確立されていませんが、ユーザーにとって興味があるキーワードを見つけるのに役立ちます。
また反応の良かったキーワードを記事などに書いて、SEO対策を施すこともプラス効果になりそうです。
まとめ
「not provided」はセキュリティを強化するために、増えてしまったので、我々のサイトやコンテンツを保護してくれてるという役割を聞くと頼もしい存在に見えますが、裏で厄介になっていることがあります。
今回のようにGoogleアナリティクスのキーワードの中身が見えなくなってしまうようなことがあったとしても、アナリティクスを使わない手は無いと思います。
少し面倒臭くても、ぜひ改善してみましょう。
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