googleアナリティクスの使い方とは、初心者向けの基本設定
googleアナリティクスとは?ホームページ制作に役立つ理由
ホームページを運用する際、訪問者の行動や流入経路を把握することは重要です。googleアナリティクスは、アクセス解析のための強力なツールであり、訪問者がどこから来て、どのページを閲覧し、どのようなアクションを取ったのかを詳細に分析できます。ホームページ制作をしたばかりの段階では、どの施策が効果的かを判断するために欠かせないツールといえるでしょう。
googleアナリティクスを活用することで、以下のような情報を取得できます。
項目 |
内容 |
ユーザーの流入経路 |
検索エンジン、SNS、広告など、訪問者がどの経路から来たのかを分析 |
ページビュー数 |
各ページの閲覧回数を把握し、人気ページや改善が必要なページを特定 |
直帰率 |
訪問者が最初のページのみを閲覧して離脱した割合を測定 |
滞在時間 |
各ページでユーザーがどれくらい滞在したかを確認 |
コンバージョン |
設定した目標(お問い合わせや商品購入など)の達成率を分析 |
これらのデータをもとに、ホームページのデザインやコンテンツの改善点を見つけることができます。アクセスが多いページや流入が多いキーワードを分析することで、集客の戦略を最適化することも可能です。
初心者でも、googleアナリティクスの基本的な指標を理解することで、ホームページの運用効果を向上させることができます。導入自体は難しくなく、手順に沿って設定を行えば、すぐに利用を開始できます。
初めての方でも簡単に設定できる方法
googleアナリティクスの設定は、手順を正しく理解すれば初心者でも簡単に行えます。ここでは、初めての方でもスムーズに導入できる方法を紹介します。
- Googleアカウントの作成 googleアナリティクスを利用するには、まずGoogleアカウントが必要です。すでに持っている場合は、そのアカウントを使用できます。
- googleアナリティクスにアクセス Googleアナリティクスの公式サイトにアクセスし、「測定を開始」ボタンをクリックします。
- アカウントの作成 アカウント名を入力し、必要なデータ共有設定を選択します。
- プロパティの設定 プロパティ名(ホームページ名)、タイムゾーン、通貨を設定します。GA4を使用する場合は、自動的にGA4のプロパティが作成されます。
- データストリームの設定 WebサイトのURLを入力し、「データストリームを作成」を選択します。
- トラッキングコードの取得 設定が完了すると、トラッキングコードが発行されます。これをホームページに埋め込むことで、データの取得が可能になります。
設定を完了すると、googleアナリティクスの管理画面にアクセスでき、リアルタイムのデータを確認できます。初期設定を適切に行うことで、正確なデータを収集し、効果的なホームページ運営が可能になります。
設定手順 |
内容 |
Googleアカウントの作成 |
既存アカウントがある場合はスキップ |
アカウント名の登録 |
任意のアカウント名を設定 |
プロパティの設定 |
タイムゾーンや通貨を選択 |
データストリームの設定 |
測定対象のサイトを登録 |
トラッキングコードの設置 |
コードをサイトに埋め込んでデータを取得 |
初心者でも上記の手順を踏めば、短時間で設定を完了できます。
トラッキングコードの設置と確認の流れ
googleアナリティクスのトラッキングコードは、ホームページのアクセスデータを正しく収集するために必要です。適切に設置し、正しく動作しているかを確認することが重要です。
トラッキングコードの取得
トラッキングコードは、googleアナリティクスの管理画面で取得できます。手順は以下の通りです。
- googleアナリティクスの管理画面にログイン
- 「管理」→「データストリーム」→「ウェブ」を選択
- 対象のWebサイトをクリック
- 「タグ設定の手順」からトラッキングIDを確認
- 「グローバルサイトタグ(gtag.js)」をコピー
このコードをHTMLの <head>
タグ内に貼り付けることで、データ収集が開始されます。
コードの設置方法
ホームページにトラッキングコードを設置する方法はいくつかあります。
方法 |
設置手順 |
HTMLに直接記述 |
<head> 内にトラッキングコードを貼り付け |
Googleタグマネージャーを利用 |
タグを追加し、トリガーを設定 |
WordPressプラグインを使用 |
プラグインをインストールし、トラッキングIDを入力 |
直接HTMLに記述する方法
HTMLの <head>
内に、取得したコードを貼り付けます。
<head>
<!-- Google Analytics -->
<script async src="https://www.googletagmanager.com/gtag/js?id=G-XXXXXXXXXX"></script>
<script>
window.dataLayer = window.dataLayer || [];
function gtag(){dataLayer.push(arguments);}
gtag('js', new Date());
gtag('config', 'G-XXXXXXXXXX');
</script>
</head>
Googleタグマネージャーを利用する方法
Googleタグマネージャーを使うと、管理がしやすくなります。
- Googleタグマネージャーのアカウントを作成
- 「新しいタグ」を作成
- 「タグの設定」で「Googleアナリティクス:GA4設定」を選択
- トラッキングIDを入力し、「保存」
- トリガーを「すべてのページビュー」に設定し、有効化
設置後の動作確認
トラッキングコードを正しく設置したら、データが収集できているか確認しましょう。
- リアルタイムレポートをチェック googleアナリティクスの「リアルタイム」レポートを開き、自分のホームページを閲覧すると、アクティブユーザーが反映されるはずです。
- Googleタグアシスタントを利用 Googleタグアシスタントをブラウザに追加し、タグが正しく機能しているかを確認できます。
- 開発者ツールで確認 Chromeの「開発者ツール(F12)」を開き、「ネットワーク」タブでgoogleアナリティクスのリクエストが送信されているか確認できます。
これらの方法を使い、トラッキングコードが正しく動作していることを確かめることで、正確なデータ収集が可能になります。
googleアナリティクスにおける設定の流れとポイント
アカウント作成から基本設定までの手順
googleアナリティクスを活用するには、まずアカウントを作成し、適切な設定を行うことが重要です。ホームページ制作を行った後、サイトの運用状況を正確に把握するためには、正しい手順で設定を進める必要があります。以下では、初心者でもスムーズに設定できるよう、アカウント作成から基本設定までの流れを解説します。
- Googleアカウントの準備
googleアナリティクスを利用するには、Googleアカウントが必要です。既にアカウントを持っている場合は、そのまま使用できますが、業務用のアカウントを新規作成するのもおすすめです。
- googleアナリティクスにアクセス
Googleアナリティクスの公式サイト(Google Analytics)にアクセスし、「測定を開始」ボタンをクリックします。
- アカウント作成
- アカウント名を設定(会社名やプロジェクト名を入力)
- データ共有設定を選択(Googleの推奨設定にチェック)
- プロパティの設定
- プロパティ名を入力(例:自社サイトの名称)
- タイムゾーンを日本に設定
- 通貨を「日本円」に設定
- GA4プロパティを作成
- データストリームの設定
- 「ウェブ」を選択し、ホームページのURLを入力
- ストリーム名を設定(例:「コーポレートサイト」など)
- 「ストリームを作成」をクリック
- トラッキングコードの取得と設置
設定が完了すると、トラッキングIDが発行されます。これをホームページの<head>
タグに設置することでデータの取得が可能になります。
以下に、設定手順をまとめました。
設定項目 |
詳細 |
Googleアカウント作成 |
既存のアカウントがあれば使用可能 |
アカウント名 |
会社名やサイト名を設定 |
プロパティ設定 |
GA4のプロパティ名、タイムゾーン、通貨を入力 |
データストリーム |
ホームページのURLを登録 |
トラッキングコード設置 |
コードをHTMLの<head> 内に貼り付け |
これらの設定を適切に行うことで、正確なデータを収集し、ホームページの運用に役立てることができます。
トラフィックの測定に必要な設定
googleアナリティクスを利用する最大の目的は、ホームページのトラフィックを正しく測定し、ユーザーの動向を分析することです。適切なデータを取得するためには、基本設定のほかに、測定に必要な各種設定を整えることが重要です。
1. トラフィック測定の基本
トラフィック測定とは、ホームページに訪問したユーザーの行動を把握することです。どのページがよく見られているか、どの経路から訪問者が流入しているかを確認できます。
測定項目 |
内容 |
ページビュー |
各ページの閲覧回数 |
セッション |
ユーザーの訪問単位(30分間操作がない場合は新しいセッションとしてカウント) |
直帰率 |
訪問者が1ページのみを見て離脱した割合 |
滞在時間 |
ユーザーがサイトにとどまった時間 |
流入経路 |
検索エンジン、SNS、広告などの流入元 |
2. 測定対象の設定
デフォルトの設定では、一部のデータが正しく取得できないことがあるため、測定対象を明確に設定します。
- 内部トラフィックの除外
自社スタッフや開発者がサイトを頻繁に訪れると、データが正しく計測できません。IPアドレスを設定し、内部トラフィックを除外することで、正確な訪問データを取得できます。
- Google Search Consoleとの連携
Google Search Consoleと連携すると、検索エンジンからの流入データや検索クエリを分析できます。
- イベントトラッキングの設定
ユーザーの特定の行動(ボタンのクリック、フォーム送信、スクロールなど)を測定することで、より詳細なデータを取得できます。
トラフィック測定に必要な設定を適切に行うことで、ホームページの課題を可視化し、集客の強化につなげることが可能です。
データを正しく取得するための確認方法
googleアナリティクスを導入し、設定を行った後は、データが正しく取得できているかを確認することが重要です。誤った設定のまま運用を続けると、正確なデータ分析ができず、マーケティング施策の最適化が難しくなります。
1. リアルタイムレポートの確認
リアルタイムレポートでは、現在サイトを訪れているユーザーの情報を即座に確認できます。アクセスしたデバイスや地域、ページの閲覧状況をチェックし、正しくデータが反映されているかを確認します。
2. Googleタグアシスタントの活用
Googleタグアシスタントを使用すると、トラッキングコードが適切に動作しているかを確認できます。ブラウザの拡張機能を追加し、タグの実行状況をチェックすることで、設定ミスを防ぐことができます。
3. 開発者ツールでの確認
Google Chromeの「開発者ツール(F12)」を開き、「ネットワーク」タブで「collect」というリクエストが送信されているか確認します。これが確認できれば、googleアナリティクスのデータが正常に送信されている証拠となります。
4. フィルタの適用状況をチェック
内部トラフィックの除外設定や特定のIPアドレスの除外が正しく機能しているかを確認します。適切に設定しないと、自社のアクセスがデータに含まれてしまい、正確な解析ができません。
確認方法 |
チェックポイント |
リアルタイムレポート |
訪問者がリアルタイムで反映されるか |
Googleタグアシスタント |
トラッキングコードのエラー有無 |
開発者ツール |
データ送信が正しく行われているか |
フィルタ設定 |
内部トラフィックが除外されているか |
データが正しく取得できていることを確認することで、googleアナリティクスを最大限に活用し、ホームページの運用を最適化できます。適切な測定環境を整えることで、効果的なアクセス解析が可能となり、ホームページの成果を高めるための重要な指標を得ることができます。
googleアナリティクスの使い方、初心者向けの画面構成と機能紹介
メニューの見方と使い方
googleアナリティクスのメニューは、データを効果的に把握し、ホームページの運営に役立てるために整理されています。初めて利用する方にとっては、多機能な画面に戸惑うこともあるかもしれません。しかし、基本的なメニューの役割を理解すれば、必要な情報を簡単に取得できます。
メニューには、主に以下のようなセクションがあります。
メニュー名 |
役割 |
ホーム |
ダッシュボード画面で、主要な指標を一覧表示 |
リアルタイム |
現在の訪問者数や行動を即時に確認 |
ユーザー |
ユーザー属性や訪問履歴を分析 |
集客 |
トラフィックの流入経路を分析し、SEOや広告効果を評価 |
行動 |
ページごとのアクセス数や滞在時間を確認 |
コンバージョン |
目標達成率や成果を分析 |
初めて利用する際は、「リアルタイム」「ユーザー」「集客」メニューを重点的に確認するとよいでしょう。これらのメニューは、ホームページの訪問者の動向を分析する上で重要なデータを提供します。「集客」メニューでは、検索エンジンやSNSからの流入がどの程度あるのかを確認でき、集客施策の改善に役立ちます。
データを活用するには、各メニューで取得できる情報を定期的にチェックし、ホームページの更新や施策の調整を行うことが大切です。特に「コンバージョン」メニューを活用することで、目標設定に対する達成状況を数値化し、運営の方向性を決定する手助けとなります。
リアルタイムデータの活用方法
リアルタイムデータとは、現在ホームページを訪問しているユーザーの動きを即座に把握できる機能です。このデータを活用することで、マーケティング施策の効果やユーザーの動向を瞬時に判断できます。
リアルタイムデータの活用ポイントは以下の通りです。
項目 |
活用ポイント |
現在の訪問者数 |
突発的なアクセス増加の原因を特定 |
トラフィックの流入経路 |
どのサイトやSNSから訪問者が来ているのかを確認 |
ページ閲覧数 |
どのコンテンツが注目されているかを把握 |
デバイス |
PCやスマートフォンの利用比率を分析 |
SNSでの投稿後にリアルタイムデータをチェックすると、どの程度の訪問者が流入しているかが分かります。もし短時間でアクセスが増えている場合、その投稿の内容が効果的であると判断でき、今後のマーケティング戦略に反映できます。
リアルタイムデータを使ってイベントを開催する際のアクセス状況を把握することも可能です。Webセミナーの告知を行った直後にどの程度のユーザーがページを訪れているのかを確認し、追加の集客施策が必要かどうかを判断できます。
データを最大限活用するためには、定期的にリアルタイムデータを確認し、ユーザーの行動パターンを分析することが重要です。キャンペーン実施時や新しいコンテンツを公開した際には、訪問数や滞在時間を確認し、効果の測定を行うとよいでしょう。
訪問者の動きを理解するポイント
ホームページの訪問者の行動を分析することは、より効果的な運営のために不可欠です。訪問者の動きを把握することで、どのページが人気なのか、どこで離脱が発生しているのかを知ることができます。
訪問者の行動を分析する際の主要な指標は以下の通りです。
指標 |
役割 |
ページビュー数 |
各ページがどれだけ閲覧されているかを確認 |
滞在時間 |
訪問者が特定のページにどれくらい時間をかけているか |
直帰率 |
最初のページだけを見て離脱した割合 |
コンバージョン率 |
設定した目標(問い合わせや申し込み)を達成した割合 |
特定のページの直帰率が高い場合、そのページのコンテンツがユーザーの期待に合っていない可能性があります。内容を見直し、ユーザーが求める情報を分かりやすく伝える工夫が求められます。
訪問者の流入経路を分析することで、どのチャネルが最も効果的かを判断できます。検索エンジンからの流入が多い場合は、SEOの施策が成功しているといえます。SNSからの流入が少ない場合は、SNSを活用したプロモーションの強化が必要になるでしょう。
ユーザーの行動パターンを分析することで、コンテンツの改善ポイントを見つけることができます。訪問者がよく閲覧するページに関連情報を追加したり、問い合わせへの誘導を強化したりすることで、ホームページの成果を高めることが可能です。
訪問者の行動を分析し、改善につなげることが、ホームページ運営の成功につながります。定期的にデータを確認し、必要な施策を講じることで、より効果的な運営を実現しましょう。
googleアナリティクスでログインできないときの対処方法
ログインエラーのよくある原因
googleアナリティクスのログイン時にエラーが発生することは珍しくありません。アカウント管理の変更やセキュリティ設定の更新が行われた場合、アクセスに問題が生じることがあります。ログインエラーの原因を把握し、適切な対処をすることで、スムーズにアクセスできるようになります。
主なログインエラーの原因と対処方法
原因 |
詳細 |
対処方法 |
アカウント情報の誤入力 |
メールアドレスやパスワードが間違っている可能性 |
入力情報を再確認し、間違いがないか確かめる |
アカウントの権限変更 |
管理者が権限を変更した、または削除した可能性 |
管理者に確認し、アクセス権を付与してもらう |
セキュリティ設定の影響 |
Googleのセキュリティ機能によるブロック |
端末やIPアドレスを変更して試す、2段階認証を確認 |
Cookieやキャッシュの影響 |
古いデータが残り、正しく認証されない場合がある |
ブラウザのキャッシュとCookieを削除して再試行 |
Googleアカウントの問題 |
Googleアカウントが無効化されている可能性 |
Googleアカウントの復旧ページを利用して確認 |
ネットワークの問題 |
インターネット接続が不安定または制限されている |
別のネットワーク環境で試す |
最も多い原因は、パスワードの入力ミスや権限の変更です。これらは、アカウント情報の再確認や、管理者への問い合わせで解決できることが多いです。ブラウザのキャッシュやCookieが原因でログインできないケースもあるため、定期的にクリアすることを推奨します。
パスワードを忘れた場合の対処法
パスワードを忘れてしまい、googleアナリティクスにログインできない場合でも、適切な手順を踏めばアカウントの復旧が可能です。Googleでは、安全なログインを維持するために、いくつかの方法でパスワードをリセットできます。
パスワードのリセット手順
- Googleアカウントのパスワードリセットページにアクセス
- ログインに使用するメールアドレスを入力し、「次へ」をクリック
- セキュリティ確認として、登録済みの電話番号やメールアドレスに送信された確認コードを入力
- 指示に従い、新しいパスワードを設定
- googleアナリティクスに再度ログインし、アクセスできるか確認
パスワードリセットができない場合の対応策
状況 |
対処方法 |
登録したメールアドレスが分からない |
Googleアカウントの復旧ページで「メールアドレスを忘れた場合」を選択 |
電話番号が使えない |
予備のメールアドレスを使って認証する |
確認コードが届かない |
迷惑メールフォルダを確認、または数分待って再試行 |
他の手段が利用できない |
Googleのサポートに問い合わせる |
パスワードのリセットが完了したら、定期的に更新することをおすすめします。Googleの2段階認証を有効にしておくと、セキュリティを強化でき、アカウントの保護につながります。
アクセス権限の確認と設定
googleアナリティクスのアカウントは、複数のユーザーが管理できるようになっており、それぞれの役割に応じた権限が設定されています。ログインできてもデータが見られない場合や、突然アクセスが制限されることがある場合、権限の問題が考えられます。
アクセス権限の種類と役割
googleアナリティクスでは、アカウントの管理者が各ユーザーに異なる権限を割り当てることができます。
権限の種類 |
機能 |
管理者 |
すべての設定変更やユーザーの追加・削除が可能 |
編集者 |
データの変更やイベントの設定が可能 |
アナリスト |
レポートの作成やカスタム設定が可能 |
表示のみ |
データの閲覧は可能だが、変更は不可 |
権限の確認方法
- googleアナリティクスの管理画面を開く
- 「管理」メニューを選択
- 「アカウント設定」または「プロパティ設定」から「アカウントアクセス管理」を確認
- 自分のアカウントの権限が適切かチェック
もし、必要な権限が付与されていない場合は、管理者に依頼して権限を変更してもらう必要があります。
アクセス権が変更されてしまった場合の対処法
- 以前はデータが見られたのに突然見られなくなった場合、管理者に問い合わせて権限を復元してもらう
- 企業アカウントの場合、社内のIT担当者に確認する
- アカウントのオーナーが不明な場合は、Googleサポートに問い合わせる
googleアナリティクスのアクセス権は、定期的に管理されることが多いため、自分の権限が変わっていないか定期的に確認するとよいでしょう。権限の管理を適切に行うことで、スムーズにデータ分析を進めることができます。
googleアナリティクスで見方を理解してホームページの効果を高める
ユーザーの流れを把握する方法
ホームページの訪問者がどのような経路をたどり、どのページを閲覧しているのかを把握することは、サイト改善において重要です。googleアナリティクスでは、ユーザーの行動を可視化し、サイト内の流れを分析するための機能が用意されています。
ユーザーフローの確認方法
googleアナリティクスの「ユーザーフロー」レポートを活用すると、訪問者がどのページから流入し、どのページへ遷移し、どのポイントで離脱しているのかを確認できます。
- googleアナリティクスの管理画面にログイン
- 「エクスプローラ」メニューから「ユーザー」→「ユーザーフロー」を選択
- ページの遷移を示すフローチャートを分析
データを活用した改善ポイント
改善ポイント |
詳細 |
離脱ポイントの特定 |
ユーザーがどこでサイトを離れているかを確認し、コンテンツの見直しを行う |
直帰率の分析 |
直帰率が高いページの導線を改善し、訪問者の滞在時間を増やす |
主要ページへの誘導 |
ユーザーの関心が高いページへスムーズに遷移できるようリンク構造を工夫する |
ユーザーフローを定期的に分析し、訪問者がスムーズに目的のページへ移動できるようにサイトの設計を見直すことが、コンバージョン率の向上につながります。
ページごとのアクセス数を確認する
ホームページの各ページがどれくらいのアクセスを集めているのかを知ることは、サイトのパフォーマンスを測るうえで不可欠です。googleアナリティクスの「行動」レポートを活用すれば、どのページがよく閲覧されているのか、どのページの改善が必要かを判断できます。
ページビューの確認方法
- googleアナリティクスにログイン
- 「行動」→「サイトコンテンツ」→「すべてのページ」を選択
- ページごとの閲覧数や平均滞在時間を確認
アクセス数が示すポイント
指標 |
分析のポイント |
ページビュー数 |
訪問者がどのページを最も多く閲覧しているかを把握する |
平均滞在時間 |
コンテンツの質が訪問者の関心を引いているかを判断する |
直帰率 |
ユーザーがすぐに離脱していないかを確認する |
特定のページのアクセス数が低い場合は、タイトルやメタディスクリプションの見直し、内部リンクの最適化などを行い、より多くの訪問者を引き付ける施策を講じることが大切です。
コンバージョンの分析と改善策
ホームページの運用において、アクセス数だけでなく、どれだけのユーザーが目標とするアクション(コンバージョン)を達成したかを分析することも重要です。googleアナリティクスでは、「コンバージョン」レポートを活用することで、目標達成の状況を詳細に把握できます。
コンバージョンの確認方法
- googleアナリティクスの管理画面で「コンバージョン」→「目標」→「概要」を選択
- 設定した目標の達成率や、ユーザーの行動パターンを確認
- どのページからコンバージョンが発生しているのかを把握し、改善策を検討
コンバージョン率向上のためのポイント
改善施策 |
詳細 |
フォームの最適化 |
入力項目を減らし、ユーザーが負担なく申し込みできるようにする |
CTAボタンの配置改善 |
目立つ位置に配置し、クリック率を向上させる |
LPの導線設計 |
訪問者が求める情報を適切に提供し、スムーズにコンバージョンへ誘導する |
コンバージョン率を高めるためには、訪問者が迷わずアクションできるようなサイト設計を意識し、ユーザーの行動をもとに改善を重ねることが大切です。
まとめ
googleアナリティクスを活用することで、ホームページのパフォーマンスを可視化し、訪問者の行動を詳細に分析することが可能です。本記事では、ユーザーの流れの把握、ページごとのアクセス数の確認、コンバージョン分析とその改善策について詳しく解説しました。
訪問者の流れを把握することは、ホームページの改善において重要な要素です。ユーザーフローを定期的に確認し、離脱ポイントや直帰率の高いページを特定することで、サイトの使いやすさを向上させることができます。ランディングページの最適化やナビゲーションの改善を行うことで、訪問者が求める情報に素早くたどり着けるようになります。
ページごとのアクセス数を分析することで、訪問者がどのコンテンツに興味を持っているのかを把握できます。人気の高いページはさらに情報を充実させ、アクセス数が伸び悩んでいるページについては、メタディスクリプションやタイトルの見直し、内部リンクの強化などの施策を講じることで、より多くの訪問者を引き付けることができます。
コンバージョン分析においては、目標の達成状況をチェックし、ユーザーがどのページで離脱しているのかを分析することが重要です。CTAの配置やフォームの最適化、ページの読み込み速度の向上など、細かい改善を積み重ねることで、より多くの訪問者をアクションへと導くことが可能になります。
ホームページを効果的に運用するためには、定期的なデータ分析と、それに基づく適切な改善が欠かせません。googleアナリティクスを活用し、訪問者の行動を深く理解することで、より成果の出るサイト運営を目指しましょう。
よくある質問
Q. Googleアナリティクスを導入することでホームページのどんな情報が分かりますか?
A. Googleアナリティクスを導入すると、ユーザーのアクセス状況や流入元、滞在時間、直帰率などのデータを詳細に把握できます。どのページがよく閲覧されているのか、どの地域からアクセスされているのか、検索エンジンやSNSからの流入がどの程度あるのかといった情報を確認できます。集客の課題や改善ポイントを明確にし、ホームページの効果を高める施策につなげることができます。
Q. 初めてGoogleアナリティクスを使うのですが、どのような設定が必要ですか?
A. Googleアナリティクスを活用するためには、まずアカウントの作成とプロパティの登録が必要です。発行されるトラッキングコードをホームページに設置することでデータの収集が始まります。基本的な設定としては、目標設定を行い、コンバージョンの達成状況を把握できるようにすることや、不要なトラフィックを除外するフィルタ設定をすることが重要です。自社のアクセスや社内のIPアドレスを除外することで、正確なデータを取得できるようになります。
Q. Googleアナリティクスの画面で特に注目すべき項目はありますか?
A. Googleアナリティクスにはさまざまなデータが表示されますが、特に重要なのは「ユーザー」「集客」「行動」「コンバージョン」の4つのレポートです。「ユーザー」では訪問者の属性や使用デバイスを確認でき、「集客」では検索エンジンやSNSなどの流入経路を把握できます。「行動」ではページごとの閲覧数や離脱ポイントが分かり、「コンバージョン」では目標達成率や購入・問い合わせにつながるデータを分析できます。これらのデータを活用することで、ホームページの運営改善がスムーズになります。
Q. Googleアナリティクスのデータが取得されていない場合はどうすればいいですか?
A. データが取得されない場合、まずはトラッキングコードが正しく設置されているかを確認してください。Googleアナリティクスの管理画面でリアルタイムデータをチェックし、アクセスが記録されているかを確認すると原因を特定しやすくなります。タグマネージャーを使用している場合は、タグの設定や配信状況を確認してください。ブラウザのキャッシュやプラグインが影響している可能性もあるため、異なるデバイスでアクセスを試してみることも有効です。