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【事例あり】ECサイトコンセプトの重要性と具体的な決め方解説

昨今、商品やサービスを販売する場として、実店舗だけでなく、ECサイトを活用する企業や個人が急増しています。外出を控える流れが世の中に浸透したことで、その勢いはさらに加速傾向にあります。

自社の商品・サービスをより多くの人に売りたいと考えている人にとって、ECサイトを立ち上げ、運営していくことは、もはや必須スキルと言っても過言ではないでしょう。

そこで本記事では、ECサイトの立ち上げを考えており、「ECサイトのコンセプト例を知りたい・実例を見たい」と考えている方に向けて、コンセプトの重要性と考え方のポイントを解説し、そのうえで実例も提示します。

本記事を読み、コンセプトの決め方や実例を学びましょう。そして自社のECサイト運営に活用し、商品の良さをより多くの人に届ける方法を検討していきましょう。

ECサイトにコンセプトが必要な理由と期待できる効果

まずはECサイトにおけるコンセプトの重要性について解説します。ECサイトにおけるコンセプトとは、サイトの運営指針のようなもので「誰のための」「どんな商品を」「どのように届けるか」を明確にするものです。

つまりコンセプトとは、サイトの軸・根幹となる部分です。コンセプトを明確に決めず、具体的な指針が無い状態でECサイトの運営を開始してしまった場合、運営途中で様々な迷いが生じる可能性があります。

サイトの運営方針が定まっていないと、商品ラインナップや打ち出すキャンペーンの魅力がユーザーに伝わりづらくなってしまい、思うように売上を伸ばすことは困難でしょう。

一方、コンセプトをしっかりと決めておくことで、売上の最大化や顧客単価を上げるための戦略を考案しやすくなります。

また、コンセプトを決めておくことで次のような効果が期待出来るでしょう。

・サイトに統一感や一貫性が生まれる
・他社との違いが明確化される
・個人や中小企業でも十分に戦える

サイトコンセプトが決まると、ターゲットや扱う商品が明確になり、サイトに統一感や一貫性が生まれます。その結果、他社との違いが明確に現れ、「このサイトから購入したい」と思ってくれるファンを獲得できます。つまり、他社と差別化できるということです。

さらに、いわゆる「濃いファン」を一定数獲得することが出来れば、個人や中小企業でも十分に大手企業と戦っていくことが出来るでしょう。大手企業が運営しているECサイトは、品ぞろえが豊富でサイトデザインも整っています。定期的なキャンペーンなども開催しており、非常に多くのお金をかけているでしょう。

しかし、こうした大規模サイトは、品揃えが多すぎて「各商品の印象がぼやけてしまう」という弱点があります。

小規模・中規模のサイトでは、コンセプトを明確に決め、コンセプトに沿ったサイトデザインや商品選定を徹底していくことで、商品やサービスのハッキリとした印象を保ちつつ販売に繋げられます。


サイトの規模に応じた戦略を立てるためにも、サイトのコンセプトは非常に重要なのです。

ECサイトのコンセプト設計の超重要ポイント3選

次にサイトのコンセプトを決める際の重要なポイントについて解説します。
コンセプトを決めるにあたり、何を売るか?誰に売るか?などを細かく設定していきますが、その中でも特に重要なのが次の3点です。

・ペルソナを明確にする
・ベネフィットと他社との違いを明確にする
・他社のECサイトを確認する

ペルソナを明確にする
ペルソナとは、自社サイトのターゲットユーザーのことです。ペルソナは「20代女性」など浅く広く決めるのではなく、出来るだけ具体的な人物像を設定しましょう。

例えば…
「21歳女性、専門学生でひとり暮らし、都内近郊在住で、バイト代は月8万円前後、古着系ファッションが好き」

上記はファッション系ECサイトのペルソナという想定で筆者が考えたものです。ペルソナはとにかく、出来るだけ具体的に。友人や家族、同僚や上司など実在の人物を思い浮かべるのも良いでしょう。

具体的なペルソナを設定することで、ユーザーの悩みが顕在化し、ユーザーが求めている商品やサービスが分かるようになります。
ベネフィットと他社との違いを明確にする
自社のサイトから商品やサービスを購入することで、ユーザーが得られるベネフィットを明確に答えられるようにしましょう。また、他社ではなく、自社を選ぶべき理由もはっきりと示せると理想的です。

ECサイトは、数多く存在し、扱う商品も同じようなものが沢山あります。その中で埋もれることなく自社サイトに辿りついてもらうためには、ベネフィットや明確な差別化が重要です。

他社のECサイトを確認する

他社サイトのリサーチも大切です。他社のECサイトのデザインはどうか?扱っている商品や集客の導線はどうなっているか?などをよく観察しましょう。そして自社に活かせる部分を見つけ、自社サイトをブラッシュアップしていく作業も非常に大切です。

【具体例付き】ECサイトのコンセプトを決める手順

では続いて、ECサイトのコンセプトを決める手順を具体的に解説していきます。サイトコンセプトを決めていく際、用いられる方法は様々あります。例えばロジックツリー、ブレインストーミング、マトリックス法など。しかし今回は、ECサイトを初めて立ち上げようとしている方でもわかりやすい「5W1H」を使って決めていく手順を解説します。

上記で示した3つのポイントを外さないように注意しながら、5W1Hの表に自社のECサイトを当てはめてみましょう。

What【何を】 自社のECサイトで、ユーザーに届けたい商品・サービスはどのようなものですか?
その商品・サービスはユーザーのどんな悩みを解決しますか?
Who【誰に・誰が】 自社のECサイトのターゲットユーザーはどんな人ですか?
Why【なぜ】 なぜ自社のECサイトを閲覧する必要がありますか?他社との違いは何ですか?
When【いつ】 ECサイトを閲覧するユーザーは、いつサイトの情報を必要としますか?
Where【どこで】 サイトはどこで閲覧されますか?
How【どうやって】 どんな状況のときに閲覧されるサイトですか?

What【何を】

どのような商品を揃えるか?を明確にする部分です。ECサイトの根幹となる部分ですので非常に重要と言えます。「誰の」「どんな悩みを解決する」商品なのかをハッキリとさせることで独自性や統一感を出す効果が期待できます。

例:女性向けフォーマルスーツ

Who【誰に・誰が】

前述したペルソナを決める段階です。ペルソナを軸に商品やデザインを決定していくため、「誰に」の部分は、最初に埋めるべき場所と言えます。ペルソナを決める際、抱えている悩みの明確化も同時に出来るとより良いでしょう。

例:30代前半2児の母。産後、ダイエット出来ておらず、洋服のサイズは15号。普段は主婦業と介護施設でのパートをしており、月収は9万円。夫は会社員。自分の服に使うお金はあまりないが、幼稚園の入園式に着ていく服を探している。出来るだけ安く済ませたい。

Why【なぜ】

他社との差別化を明確に記載しましょう。ここを明示出来れば、沢山のECサイトに埋もれることなく自社サイトで商品を売ることが出来ます。

例:女性フォーマルスーツ特化。大きいサイズと小さいサイズを揃えている。Sサイズ以下、XLサイズ以上など。

When【いつ】

あなたのECサイトは、いつどんな時に必要とされる商品を販売していますか?デート服が欲しい時、引っ越しをして家具を揃えたい時、美味しいお取り寄せグルメが食べたい時…どんな時に閲覧されるサイトを作るのか明記しましょう。

例:入学・卒業シーズン前に。普段スーツや綺麗めな格好をしない人が閲覧する。

Where【どこで】

サイトが閲覧される状況として考えられることを記載しましょう。通勤中のスマホで見るのか、昼休みにスマホで見るのか、会社のPCで見るのか…。どこで見られるかを明確にすることで、どのデバイスからの見栄えに一番力を入れるべきかが明確になります。

例:昼休みや家事の合間にスマホで見る

How【どうやって】

どうやって自社サイトに辿りついてもらうか。集客の部分も考えておきましょう。流入経路は広告、SNS、SEOなど様々ありますが、複数の経路を考えておくことをおすすめします。

例:SEO中心。「フォーマル レディース 大きいサイズ」等で検索

上記のように、5W1Hに当てはめていくことで、自然とコンセプトが定まってくるでしょう。各項目「出来るだけ具体的に」を心がけ、何度も見直して、しっかりとしたコンセプトを打ち出すことがECサイト運営を成功させるカギであると言えます。

ECサイトコンセプトの実例紹介5選

最後にECサイトのコンセプトの実例を紹介します。様々なジャンルのECサイトをまとめていますので、自社の参入予定ジャンルに限らず、複数のサイトを見て、自社に活かせる点を吸収しましょう。

北欧、暮らしの道具店

北欧、暮らしの道具店は雑貨、ファッション、食器や家具など様々な商品を取り揃えていますが、全てに共通するテーマは「北欧」です。「あなたの暮らしに、北欧を」といったコンセプトが伺えます。コラムや季節の特集などもあり、北欧の雰囲気が好きな人の「かわいい!」をくすぐる工夫がされています。

phocase

phocaseは主に女性向けのスマートフォンケースを販売しているECサイトです。iPhone以外の人気機種もあり、「全てのスマホユーザーにお気に入りのケースを/iPhone以外でもかわいいケースが選べる」などのコンセプトが見て取れるサイトになっています。さらに、「○○市のお客様がこの商品を購入しました」と表示されるようになっており、購買意欲を高める工夫が伺えます。

mon cifaka

mon cifakaはインテリア雑貨を中心に扱うECサイトです。商品が出来るまでの工程をコンテンツの1つとして掲載したり、季節の特集、お家時間の特集を組んだりするなど、世の中のトレンドに合わせてサイトを更新しています。「シンプルな暮らしに可愛さをプラス」といったような、派手さの無い、落ち着いた可愛らしさを感じます。

重山陶器株式会社

重山陶器株式会社のECサイトです。「身近にイイモノ波佐見焼」のコンセプトで伝統工芸品の高価なイメージを、日常生活にも気軽に使えるイメージに変える工夫がされています。

タマチャンショップ

タマチャンショップは、「幸せ食を、九州から」のコンセプトで九州の自然食を中心に扱うECサイトです。店舗の情報、新商品の紹介など最新情報が頻繁に更新されており、情報の鮮度が非常に高いのも特徴です。


上記で取り上げたのはほんの一例です。自社の参考になるサイトをいくつも見つけて、様々な視点から観察してみましょう。

ECサイトコンセプトの重要性と具体的な決め方まとめ

本記事では、ECサイトのコンセプトの重要性や決め方について解説した後、ECサイトコンセプトの実例を複数紹介しました。

サイトコンセプトは、サイトのデザインやコンテンツの内容、商品ラインナップに至るまで、様々な部分に影響する非常に重要な部分です。本記事を読み、分からないところは繰り返し読んでみるなどして、自社サイトのコンセプトの策定に活かしましょう。


ECサイトの運営が成功するか否かは、サイトの根幹であるコンセプトをどれだけしっかりと定められたかにかかっています。万が一、自社でハッキリとコンセプトが定まらない場合には、Web制作会社に相談するのも1つの方法です。

弊社はECサイトに関する相談も含め、以下の実績があります。


・年間5000サイト、2000アプリ以上の制作
・コロナ禍の中で5000社以上のIT相談を実施

コンセプトの設定だけでなく、ECサイトに関して不安や疑問が自社で解決出来ないなどのお悩みがありましたら、是非ともお気軽にご相談ください。

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