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【ホームページ制作の前に知りたい】CMSの基礎知識と導入時の注意点
2021/11/16

「CMSについて詳しく知りたい」
「CMS導入は知識がなくても出来るのか?」

CMSを用いたホームページ制作を検討しており、上記のような悩みや不安を抱えている方も多いのではないでしょうか?

CMSは、ホームページ制作の知識がそれほど無い場合でも、見栄えのいいサイトを作れるため、企業や個人のホームページ制作に使われている例も多くあります。しかし、CMSにもいくつかの種類があり、どれを選択すべきかはホームページの運用目的や自社の予算などによって異なります。

そこで本記事では「CMSとは何か?」「どのタイプのCMSを選べば良いか」などを詳しく解説します。また、導入に際しての注意点なども記載していますので、自社のホームページ制作に活かせるよう、しっかりと学んでいきましょう。

順を追って、丁寧に解説しますので、ホームページ制作やCMSの知識がない場合でも問題ありません。本記事を参考にCMSの知識を習得し、ホームページ制作時の悩みや不安を無くしましょう。

CMSとは?

まずは、CMSとはどういったものかをしっかりと理解していきましょう。

CMSとは「コンテンツ・マネジメント・システム」の略称であり、日本語で「コンテンツ管理システム」と記載される場合もあります。CMSは、Web制作の知識がなくても、簡単・手軽にホームページの作成や更新が行えるシステムのことを指します。

通常、ホームページ制作や更新を行う場合は、HTMLやCSSといった専門知識が必要です。しかしCMSを使うことで、それらの知識が不要になります。CMSで作られたホームページは、専門知識がないWeb初心者でも簡単にホームページを作れるため、世界中で多くの企業や個人が導入しているシステムです。

【ホームページ制作前に知っておきたい】CMSの種類

次に、CMSの種類について詳しく見ていきましょう。

簡単にホームページの更新が行えるため、多くの人が利用しているCMSですが、いくつかの種類があり、それぞれで特性が異なります。自社でCMSを導入する場合、どのタイプを選ぶべきかを考えながら読み進めてみましょう。

CMSは、3つのタイプに分類されます。

・オープンソース型
・クラウド型
・パッケージ型

それぞれに、どのような特性があるのか確認していきましょう。

オープンソース型

オープンソース型は、ソースコードを誰でも自由に利用・修正出来るため、拡張性が非常に高いです。「拡張性が高い」とは、後から機能を追加し、より思い通りのサイトを作れるということです。

また、オープンソース型の多くはライセンス費用がかからないため、安く利用出来るメリットもあります。有名なCMSを使えば、参考書籍や解説Webページが多くあり、導入や運用も比較的簡単に行えます。世界シェアの3割以上を占めており、最も有名なCMSとされるWordPressもオープンソース型です。

ライセンスは無料ですが、サーバーやドメインは自社で用意する必要があります。さらに、機能を拡張するプラグインも一部有料です。しかし、後に紹介するパッケージ型などと比べると、導入・運用費用は大幅に削減出来ます。

ソースコードが一般公開されているため、サイバー攻撃の標的になりやすいデメリットもあります。しかし、多くの企業や個人が既に導入していることから、十分なセキュリティ対策を行うことでカバー出来るデメリットと言えるでしょう。

クラウド型

サーバーを自社で用意する必要があったオープンソース型に対し、クラウド型はサーバーとセットで利用可能です。インターネットに接続された環境があればすぐに始められるため、非常に導入のハードルは低いと言えます。

クラウド型の多くは、月額もしくは従量課金制です。無料プランが設けられている場合もありますが、広告が表示されたり、機能制限があったりとビジネス向きではありません。ビジネスで活用することを考えているのであれば、しっかりとコストを投下して有料プランを使いましょう。

セキュリティ対策はサービスを管理しているベンダーが行うため、心配は不要です。また、サーバーやシステムにトラブルが生じた場合も、ベンダーに任せておけるため、非常に安心感があります。

Webの知識が浅い初心者に優しい印象のクラウド型ですが、拡張性で言えばオープンソース型には劣ります。自由度を下げ、簡単に導入したいと考える場合におすすめのタイプです。

パッケージ型

パッケージ型は、提供元の企業が開発したライセンスを購入する買い切りタイプのため、初期費用が高くなる傾向があります。費用の幅は広く、10万円以下のものから100万円以上のものまであります。自社の予算やホームページの規模によって適切なものを選択しましょう。

初期費用は高くなりますが、ビジネスで活用していくために必要な機能が最初からひと通り揃っているため、追加で費用が必要になることはほとんどありません。

セキュリティ対策の充実度は提供元によって異なりますが、商用CMSは大抵の場合、充実したセキュリティ対策をとっています。さらに、商用パッケージ型CMSは、ページの不具合やトラブルが起きた場合、サポートに問い合わせることができ、すぐに対応して貰えるのも大きなメリットと言えるでしょう。

初期費用は高くなる傾向が強いですが、充実したサポートの元でホームページを作りたい場合におすすめです。


CMSは以上3つのタイプがあります。自社の予算やホームページの規模、担当者の知識量などから最適なものを選択しましょう。

ホームページ制作時にCMSを導入するメリット5選

次にCMS導入のメリットについて解説します。本記事で紹介するのは次の5つです。

・編集や更新が簡単
・デザインに統一感が生まれる
・SEO対策やSNS連携が容易
・更新費用が節約出来る
・レスポンシブ対応している場合が多い

順番に詳しく見ていきましょう。

編集や更新が簡単

冒頭から何度か解説している通り、CMSを導入してホームページ制作を行うことで、専門知識がほぼ不要になり、誰でも比較的簡単に編集や更新が出来ます。ホームページ制作に関しての知識が十分な社員を抱えていない場合でも、編集・更新を自社で行いたいと考えている場合には、CMSの導入がおすすめです。

デザインに統一感が生まれる

CMSを導入する場合、サイトのデザインはテンプレートを使用することが多くあります。また、デザインを多少変更したい場合でも、テンプレートをもとに考えることで、工程を大幅に削減できます。Webデザインを外注する時間や費用に余裕がない場合は導入を前向きに検討してみましょう。

SEO対策やSNS連携が容易

ホームページのアクセスアップには、SEO対策は欠かせません。業種やコンテンツの内容によってはSNSと連携させて、大幅なアクセスアップや顧客の満足度アップが見込めることも多くあります。そのため、SEO対策やSNS連携が容易なのはとても魅力的なポイントと言えるでしょう。

更新費用が節約出来る

CMSを導入することで、ホームページ制作費用だけでなく、更新費用も節約出来ます。ホームページの更新には、1回数万円の費用が必要ですが、CMSを活用して自社で更新作業を行う環境を整えることで、コストダウンを図れます。

レスポンシブ対応している場合が多い

CMSを用いたホームページは、レスポンシブデザインであることがほとんどです。

ホームページはPCだけでなく、スマートフォンやタブレットなど様々なデバイスで閲覧されます。特に昨今はスマートフォンでの閲覧が非常に多く、PC以外のデバイスでも快適に閲覧できるページを作ることは必須要件であると言えます。

企業のホームページでも、レスポンシブ対応でないページを見かけることがありますが、非常にもったいないです。大幅な機会損失をしてしまわないよう、必ずレスポンシブ対応のデザインでホームページ制作を行いましょう。


CMSの導入には、いくつものメリットがあります。特に、更新が簡単な点と費用が抑えられる点は非常に大きなメリットではないでしょうか。ホームページは、長期に渡り運用を続けていくものですので、長期的な視点で捉え、自社にとってベストな選択をしましょう。

CMS導入の際に気を付けたい3つのポイント

CMSは、導入のメリットも大きいですが、気を付けるべきポイントも存在します。最後に、CMS導入の際に気を付けたいポイントについて解説しますので、導入前に今一度確認しましょう。

本記事で紹介するポイントは以下の3点です。

・デザインの自由度が限られている
・セキュリティ対策はおろそかにしない
・不安な場合はCMS導入の際にWeb制作会社に相談するのが吉

順番に確認していきましょう。

デザインの自由度が限られている

CMSは、サイトデザインのテンプレートがあり、テンプレートに沿ってページを作っていくことが多いため、結果としてデザインの自由度が下がることも考えられます。しかしながら、テンプレートであっても見栄えの良いホームページを作ることは十分に可能です。

どのようなデザインのホームページが作れるのかを事前に知りたい場合は、該当CMSで作られたホームページを確認したり、CMSを提供している会社に直接問い合わせたりして、情報収集を十分に行いましょう。

セキュリティ対策はおろそかにしない

特にオープンソース型のCMSを導入する場合に言えることですが、セキュリティ対策はしっかりと行うことをおすすめします。顧客や自社の情報を守りながら運営していく意識を持って制作に関わりましょう。

不安な場合はCMS導入の際にWeb制作会社に相談するのが吉

CMSは、企業でも個人でも簡単にホームページの制作や更新ができますが、導入するCMSによっては定期的なバックアップが必要だったり、CMS自体のサポートがなかったりする場合あります。知識が浅くても作れるとはいえ、多少の知識習得は必須でしょう。

個人や中小企業の場合は、非常に低コストでホームページ制作が可能なオープンソース型を
導入したいと考えることが多いかもしれません。しかしオープンソース型は、3つのタイプの中で1番サポートが薄い場合が多いです。

もし、CMSの導入に不安がある場合には一度Web制作会社に相談してみることをおすすめします。Web制作会社にホームページ制作を依頼する場合でも、CMSを導入してくれる会社もあります。制作費用は発生しますが、オープンソース型のCMSを使うことで比較的低コストを維持しつつ、プロが作った綺麗なホームページが完成します。是非、検討してみてはいかがでしょうか。

CMSの基礎知識と導入時の注意点まとめ

本記事ではCMSの基礎知識やタイプ別の特性について解説しました。また、ホームページ制作に取り掛かる際に気を付けるべきCMSの注意点についても合わせて説明しています。

CMSは、ホームページ制作の知識が浅くても更新等が簡単に行える非常に便利なシステムですが、知識が全く無い状態では、様々な不安を抱えるでしょう。その場合は、不安を無視した状態でホームページ制作を進めることはせず、一旦制作会社に相談してみることをおすすめします。

しっかりと現状や要望のヒアリングを行ったうえで、最適なアドバイスを貰えますので、是非検討してみてはいかがでしょうか。

下記は、ホームページ制作やIT相談に関する弊社の実績です。

・年間5000サイト、2000アプリ以上の制作
・コロナ禍の中で5000社以上のIT相談を実施

制作工程に関する疑問や費用の心配などありましたら、是非ともお気軽にご相談ください。

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