【基礎から学ぶ】ホームページの仕組みと公開までの流れ
まずは、ホームページの基礎と公開までの流れを理解しましょう。ホームページとは企業や個人のWebサイトの、トップページのことをさします。
とはいえ、一般的には「ホームページ」=「Webサイト」の意味で使われることがほとんどです。
ホームページの仕組み
ホームページは世界中どこにいても見ることができますが、なぜそれが可能なのかご存知ですか?Web上のページは全て世界中のWebサーバーにデータとして書き込まれ、それを読み込むことで表示される仕組みになっています。
これからあなたが作ろうとしているホームページも、今読んでいるこのページも同様の仕組みで出来ています。
しかし、「書き込む」とはいうものの私たちが普段、読み書きしている日本語で書き込まれているものではありません。サーバーにデータを書き込むときには、それ専用の「プログラミング言語」というものが必要です。
こういった予備知識・専門知識が必要なため、全くの初心者がいきなり企業のホームページ制作に取り組むのは難しい場合が多いでしょう。
ホームページが公開されるまでの流れ
ホームページを自作するにしても、外注するにしても、作って公開するまでの流れは基礎知識のひとつとして覚えておきたいところです。
本記事では、できるだけ分かりやすくシンプルにまとめていますので、おそらく流れは掴みやすいでしょう。基本的な流れは次の5ステップです。
・かんたんなラフスケッチから
・デザインを決めて素材を集める
・HTMLファイルを作る
・サーバーを用意して転送
・公開
かんたんなラフスケッチから
「こんな感じのサイトを作りたいな」という参考サイトをいくつか見つけ、自社のホームページにも取り入れたい部分をスケッチなどで簡単にまとめます。
どこにどんな情報を載せたい、どんなボタンを設置したい、大体何ページくらいにまとめたいなど要望をまとめておくのもいいですね。
デザインを決めて素材を集める
スケッチを参考にハッキリとした設計図を作成して、動画や写真、画像などホームページに使いたい素材を集めます。
HTMLファイルを作る
設計図やデザインをもとに、HTMLを記述したファイルを作成します。
サーバーを用意して転送
HTML等のプログラム言語で記述したファイルをアップロードするレンタルサーバーを契約し、データを転送します。
公開
レンタルサーバーへの転送が完了したら、完成です。
正常に表示されるまで少し時間がかかる場合がありますが、問題なければ数分~数時間ほどで正しく表示されます。
ホームページ制作に役立つ基礎知識
ホームページが出来るまでの全体像が把握出来たら、次にもう少し細かい言葉の意味を理解していきましょう。
以下にホームページを作る上で必要な基礎知識をまとめました。
基礎知識とはいえ、多方面での幅広い知識が必要ですので確認しておきましょう。
ホームページを構成する技術的なこと
ホームページを構成するために、ドメイン、サーバー、HTML、CSS、JavaScript、jQueryなどを理解しておく必要があります。
ドメインは、Web上の住所とよく表現され、同じドメインのホームページは存在しません。1ホームページに1ドメインです。「~~.com」「~~.jp」といったものになります。
一方でサーバーは、データを保管しておく場所のことを指します。ドメインが住所なら、サーバーが土地というイメージですね。
HTML・CSS・JavaScript・jQueryなどはプログラミング言語といい、ホームページの見た目を整えたり、動きをつけたりするために必要な技術です。
ホームページをより便利にするための知識
ホームページを作るには、PCだけでなくスマートフォンやタブレットなどあらゆるデバイスで同じように閲覧できるようにする工夫も必要です。
同じサイトでも、PCの画面で見やすい配置とスマートフォンから見やすい配置が自動的に調整されるのは、ページを作る段階でそういう仕様に仕上げているからです。
これをレスポンシブ対応といいます。
さらにホームページ制作において、SEO対策もとても重要です。
SEO対策とは、Googleなどの検索エンジンで上位表示を狙うための施策のことを指します。
SEO対策が適切に施されたホームページは、自社の情報を必要としてくれている人に適切なタイミングで届けることができます。
そうすることで「このホームページは見やすいな」「役に立つぞ」とユーザー、検索エンジン双方から良い評価がつくようになり、結果として検索上位に表示されるようになる。という仕組みです。
検索上位に表示されれば、それだけでホームページを見てくれる人数が増えます。
あなたも何かを検索した際は1番上もしくは2~4番目くらいに表示されるページを見る事が多いのではないでしょうか。
わざわざ2ページ目、3ページ目まで情報を探しに行く事は少ないですよね?
SEO対策を適切に行うことで、検索上位に表示させ、より多くの人に自社のホームページを見てもらうことが可能になるという事です。そして多くの人の目に触れれば、それだけ商機も増えます。
また、どのようなページから自社のホームページにどんな人がいつアクセスしているかなど、アクセスを解析してより良いサービスの展開や販促に繋げる工夫もあります。
こうして見るとホームページを作って、運用していくためには、意外と多角的な知識が必要だと感じるでしょう。
【難易度別】ホームページを作る3つの方法
ホームページ制作の方法を3つ紹介します。
・HTML、CSSを勉強して自分で作る
・CMSで作る
・制作会社に依頼する
一番上が高難易度で、下に行くほど難易度が下がる順番で紹介します。
HTML、CSSを勉強して自分で作る
しっかりとした企業のホームページを作りたいと考えていて、全く知識がない場合は、この方法はかなり大変です。ある程度知識や経験のある社員を抱えている場合や、簡単なホームページで構わない場合はこの方法を検討してもよいかもしれません。
とはいえ、クオリティを求める場合はやはり避けた方が無難でしょう。
CMSで作る
CMSとは、contents management systemの略で、HTMLやCSSの知識がなくてもホームページの更新や簡単なページの追加が可能です。CMSには様々な製品があり、「WordPress」などが有名です。
CMSを使えば、そこまで多くの知識を必要とせずにホームページの保守・運用が出来るのは大きなメリットのひとつといえます。
Web制作会社にCMSを使ったホームページ制作を依頼し、更新やページの追加などその後の運用は自社で行うといった方法も可能でしょう。
制作会社に依頼する
クオリティの高いホームページを作りたい場合や、何も知識がなくホームページ制作完了後の保守・運用も良くわからない場合などは、Web制作会社に任せるのがおすすめです。
ホームページは会社の顔ですから、素人が浅い知識で作ったものは避けるのが無難でしょう。もちろん費用はかかりますが、しっかりしたホームページができ、その後の運用なども任せることが出来るため費用対効果は高いです。
ホームページ制作の際に意識する3つのコツ
ホームページ制作をスムーズに進めるためコツを3つ紹介します。
・目的を明確にする
・予算や納期の目安を明確に決めておく
・スマートフォンやタブレットでの見え方を確認する
ホームページを作る目的は様々あります。
採用・自社商品の販促など、目的によって構成や文章に使う言葉の選び方が異なるため、どんな目的のページを作りたいのかを明確にしておきましょう。
ホームページ制作を外注する際は、目的や要望と同時に予算もハッキリと伝えるとよりスムーズな話し合いが可能です。納期はおおよその目安がありますが、ホームページの規模や発注者側のこだわりの強さなどにより、大幅に変化するので注意しましょう。
ホームページは、多くの人が様々なデバイスでアクセスする場所です。PC・スマートフォン・タブレットなど、どのデバイスで見ても見やすいページにすることを忘れないようにしてください。
ホームページ制作の基礎知識まとめ
本記事では、ホームページができるまでの大まかな流れや制作に関する基礎知識を解説しました。
ホームページ制作にはプログラミングの知識やサーバー、ドメインといったWebに関する知識が多く必要になります。個人の簡単なホームページ程度なら良いですが、企業の顔としてしっかりとしたサイトを作る場合は制作会社へ依頼するのがやはりベターでしょう。
弊社では、ホームページ制作に関して、下記の実績があります。
・年間5000サイト、2000アプリ以上の制作
・コロナ禍の中で5000社以上のIT相談を実施
ホームページ制作の外注をご検討の際は、是非ともお気軽にご相談ください。