ホームページ制作,
ホームページ制作で企業向けにアドバイスするとしたら
2021/07/02

今や企業はホームページを持っているのが当たり前で、
ホームページが無いのは企業にとって小さくないダメージとなりかねません。


でも企業向けのホームページを作るとなっても、
 ・どういった情報を掲載するのか
 ・自作か外注か
など分からないことが多いんですよね。


そこで企業向けホームページ制作のポイントや注意すべきことなどについて、
詳しく見ていきましょう。

業種や事業規模に関わらず企業はホームページを作るべき

業種や事業規模によって「ウチにはホームページなんて必要無い」と考えている企業も
少なからずあると思います。


しかしホームページの効果は思っているよりも大きくて、
ホームページが無いと経営的に損と言っても良いぐらいなんです。


一般消費者がこれまでに使用したことがない商品の購入を検討する際、
その商品についてネットで下調べをすることが常識となっています。


通販サイトや比較サイトで簡単な商品情報やレビューをチェックするだけのことも
多いですが、時にはメーカーのホームページで詳細な商品情報をチェックしたりします。


その際にメーカーのホームページが無いと消費者は商品購入を諦めてしまい、
企業側から見ると商品を販売するチャンスを逸してしまうんです。


特に使ったことがある人が少ない新しい商品や大手じゃないメーカーが販売している
商品なんかだと、通販サイトや比較サイトでは得られる情報が少ないんですよね。


何でもネットで調べられる現在では、
ネットで得られる情報が少ない商品は購入を躊躇ってしまわれがちです。


なので商品販売のチャンスを逃さないためには、
大手じゃない企業ほどホームページでの情報発信が重要となりますよ。

BtoB企業にホームページが不要なのは昔の話

機械部品など一般消費者向けではなく企業向けに商売をしている
いわゆるBtoB企業だと、ホームページは不要と考えられがちです。


BtoB企業の顧客は、
実際にメーカーに足を運んで実物を見てから商品の購入を決めることがほとんどです。


なので一般消費者を顧客とするいわゆるBtoC企業に比べると、
ホームページの重要性はそれほど高くありません。


しかし取引先企業の規模が大きくなると、メーカーに足を運ぶ実務担当者と
実際に商品の購入を決める決裁者がちがっていたりするんですよね。


小さい機械部品などであればサンプルを持ち帰って決裁者に見てもらうことも
できますが、大きな機器になるとそういったこともできません。


そんな場合にメーカーのホームページがあれば、商品の写真や詳細な情報、
場合によっては実際に商品を使う動画などをサンプル代わりとして決裁者に
見てもらうことができるわけです。


ホームページのあるなしによって取引が左右されることがありますから、
BtoB企業もホームページは持つべきですよ。

ホームページは人材確保にも影響を及ぼす

企業のホームページの有無は、商品の売り上げだけでなく、
人材確保にも大きな影響を及ぼします。


就活サイトや求人サイトなどの媒体を通して求人募集を行い、
人材を確保している企業がほとんどです。


しかし、その就活サイトなどを通して求人に応募する側である就活生や転職希望者は、
応募先を検討する際に企業のホームページをチェックしています。


就職先・転職先になるかもしれない企業がどういう企業なのか調べる目的もありますし、
志望動機などを書く際の参考として企業情報を収集する目的もあります。


もしホームページが無ければ企業情報を収集することができず、
同業他社との比較で応募の優先順位が下がってしまうことになるんですね。


そうなると求人募集への応募人数自体が少なくなってしまい、
優秀な人材が確保しにくくなってしまいます。


ですから起業したばかりなど知名度のそれほど高くない企業ほど、
ホームページ制作に力を入れないと優秀な人材が確保できませんよ。

企業向けホームページに掲載する情報

企業向けホームページの必要性が分かったところで、
次は企業向けホームページにどういった情報を掲載するのかということです。


業種によって多少違いはあるものの
 ・会社概要
 ・事業内容
 ・問い合わせフォーム
 ・採用情報
 ・個人情報の取り扱い
などが一般的な企業向けホームページに掲載する情報ですね。


規模の大きい企業になると、会長や社長などトップの写真とともに
これからの企業の展望などを語るメッセージなんかを掲載していたりします。


また企業や業界に興味を持ってもらうために、企業や業界に関することを
コラムのような記事にして掲載するといったことも良いかもしれません。

会社概要

企業向けホームページに掲載する「会社概要」は、
個人でやっているSNSなどで言うところの「プロフィール」みたいなものです。


企業の基本的な情報である
 ・企業名
 ・代表者名
 ・所在地
 ・電話番号
 ・設立年月日
 ・事業内容
 ・資本金
 ・従業員数
などを掲載します。


差し支えなければ「取引銀行」や「主要な取引先」も掲載しておくと、
ホームページを見た人の企業に対する信用がアップする可能性が高くなります。


日本人は肩書に弱いところがありますから、取引銀行や取引先に大手の名前があると
信用できる企業だと思ってもらえるんですね。


企業のプロフィールである会社概要が簡素すぎると、ホームページを適当に作っている感じが出てしまい、見ている人に不信感を与えてしまう恐れがあります。

事業内容

「事業内容」には、企業がこれまでに行ってきた事業について詳しく記載します。


簡単に言うと、どういった企業なのか、
何をしている企業なのかを事業内容で紹介するんですね。


でも、成果の分かりやすい業種だと事業内容も書きやすいですが、
成果物の無い企業だと事業内容をどう書けば良いか分からなかったりしますよね。


事業内容をどう書けば良いか分からない場合は、
まずどういった業種・業態の企業なのかを大まかなジャンルで紹介します。


次にその企業ならではの長所やこだわり、
同業他社と比べて優位な点などを強調するんですね。


そして最後に企業としての今後の展開やビジョンなどを記載すれば、
成果の分かりにくい企業でもまとまった事業内容となるはずですよ。

問い合わせフォーム

ホームページを見て企業や商品・サービスに興味を持ってくれた人が
連絡を取れるように、問い合わせフォームをホームページに設置しておきましょう。


最近は電話を使う機会が少なくなってきていて、
特に若い人だと知らない人と電話で話をすることに抵抗を感じるケースもあります。


なので連絡先が電話番号のみだと、問い合わせるのを躊躇ってしまい、
結果的に問い合わせないということになってしまいます。


また電話だと受付時間が限られますから、
受付時間外にホームページを見た場合には問い合わせができません。
(わざわざ翌日に問い合わせることもしない)


ホームページに問い合わせフォームがあれば、時間を気にせず、
電話よりも気軽に問い合わせてもらうことができるんですね。

 

問い合わせの多い事柄は「よくある質問」として別途掲載

企業のホームページで問い合わせを受け付けていると、
同じような内容の問い合わせが何件も入ることがあります。


そうした問い合わせ件数の多い事柄については、
別途「よくある質問」としてホームページに掲載しておくと良いですよ。


同じような内容の問い合わせが何件も入るということは、
ホームページや企業に対して同じような疑問を抱く人が多いということになります。


その多くの人が抱く疑問に対する回答がホームページに掲載されていれば、
ホームページを見る側のストレスを軽減することができるんですね。


また問い合わせが多い事柄に対する回答をよくある質問として掲載しておくことで、
問い合わせに対応する担当者の負担を軽減することにも繋がります。

採用情報

新卒採用や中途採用に関する採用情報をホームページに掲載されていると、
就職や転職の希望者にとってはありがたいですね。


特に人材が集まりにくい企業の場合は、求人サイトだけでなくホームページにも
採用情報を掲載しておけば、効率的に人材募集ができます。


とは言え、年間を通してずっと採用情報を掲載していると、
「人気が無い」あるいは「退職者が多い」と思われてしまう恐れもあります。


また、採用情報を掲載しているだけで実際に採用する気が無いと
思われてしまうかもしれません。


なので採用情報については、ちょっと手間はかかりますが、
必要になった場合にページを追加する形で掲載した方が良いかもしれませんね。

個人情報の取り扱い

問い合わせフォームや採用情報をホームページに掲載するのであれば、
「個人情報の取り扱い」についてのページも用意しておかないといけません。


問い合わせフォームの形式によって違いますが、少なくとも問い合わせに対する
回答のためにメールアドレスは提出してもらうことになります。


メールアドレスだけでなく問い合わせなどホームページを利用するに当たって提出が
必要な個人情報は、目的外のことには使用しないことをホームページ上で
明確にしておかないといけないんですね。


個人情報の取り扱いについての記載が無いと、
問い合わせのために提出したメールアドレスが他の業者に売られて、
迷惑メールが大量に送られてくるかもしれないと利用者が不安を感じてしまいます。


不安を感じると利用者は問い合わせをしないという選択をしますし、
場合によってホームページ自体の利用を止めてしまうかもしれません。


個人情報をどう取り扱うかは企業の信用にも関わりますから、問い合わせフォームや
採用情報を掲載するなら個人情報の取り扱いに関するページは必要というわけです。


ちなみに個人情報の取り扱いについてのページの作り方は、
他の企業ホームページを参考にすると良いですよ。


また個人情報の取り扱いページの作り方を詳しく紹介しているサイトもあるので、
そういったものも参考にしましょう。

企業向けホームページは自作か外注か

企業向けホームページを作る場合、
担当者が自作するかホームページ制作会社に外注するかの二択となります。


ブログサイトなど個人のホームページ制作なら自作もアリですが、
企業向けホームページだとホームページ制作への外注をおすすめします。


ホームページを自作するとなった場合、費用こそあまりかかりませんが、
手間と時間がかかってしまいます。


WordPressなどのノーコードツールを使うことで、
プログラミングコードを書かなくてもホームページを作ることができます。


ただ初心者だとノーコードツールの使い方を覚える必要があり、ノーコードツールを
使いこなしてホームページ制作ができるようになるまで少し時間がかかります。


またノーコードツールでは用意されたテンプレートを組み合わせてホームページを
作っていくので、どうしても「見たことがある」ホームページになってしまうんですね。


なのでノーコードツールを使って自作すると、手間と時間がかかる割にオリジナリティが
無くクオリティも高くないホームページにしかならない可能性が高いです。


ホームページ制作会社に外注すれば、デザインから各種コンテンツ、
機能などすべて1から作ってくれます。


そのため自作するよりも完成までに時間はかかるものの、
その分オリジナリティがあってクオリティの高いホームページに仕上がるんです。

SEO対策やセキュリティ対策もホームページ制作会社ならバッチリ

ホームページはただ作れば良いというものではなく、
「SEO対策」や「セキュリティ対策」も必要です。


SEO対策は、簡単に言うと、Googleなどの検索エンジンで関連ワードが検索された時に
検索結果上位に表示されるための対策のことです。


SEO対策が不十分だと、せっかくホームページを作ってもアクセス数が増えずに、
知名度アップや集客アップの効果が見込めません。


またセキュリティ対策もしっかりしておかないと、
ホームページを利用した人の個人情報などが抜き取られる恐れがあります。


企業向けホームページを利用して個人情報が抜き取られたなんてことになったら、
企業の信用はガタ落ちです。


ホームページを自作する場合はSEO対策やセキュリティ対策も自分でしないと
いけませんが、外注だとホームページ制作会社がバッチリ対策を施してくれますよ。

まとめ

企業向けホームページを作る際のポイントや注意点、掲載すべき情報などについて
詳しく見てきました。


ネット利用者が増えた現在では、ホームページは企業の顔・名刺であり、
企業イメージそのものを形成するものとなっています。


そのため企業向けホームページの作り方1つで、これまでに築いてきたものを
さらに発展させることもできれば、一気に崩してしまう恐れもあります。


ですから「たかがホームページ」と思わずに、多少費用と時間がかかっても、
ホームページ制作会社に外注してしっかりとしたホームページ制作を心がけましょう。

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