ホームページ制作におけるSEO対策
まずは、SEO対策について解説していきます。SEO対策は、ホームページのみならずWebサイト全般に必要不可欠なので、基礎知識としてしっかりと理解しておく必要があります。
SEOとは
SEOとは「検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)」の頭文字を取った略称です。質の良い被リンクを集めたり(外部リンク)、ユーザーに価値にとってあるコンテンツを提供し、ユーザー満足度(ユーザビリティ)を向上させることで、GoogleやYahoo!などの検索エンジンからの評価を高める効果があります。
検索エンジンにページ内容を理解・評価されるよう、Webページを最適化(内部施策)することで、GoogleやYahoo!などの検索エンジンでキーワードが検索された場合に、自サイトが上位に表示されるようにすることを意味します。
この、検索エンジンからの評価を高めるための施策を「SEO対策」と呼びます。SEO対策を正しく実施するだけで、検索順位は変動します。SEO対策にも様々な方法があるため、1つずつ着実に対策していくことが検索上位表示への近道となります。
なぜSEO対策が必要なのか
「SEO対策なんて良く分からない、ホームページさえ作っておけば集客出来るでしょ。」このように考えている方が非常に多いですが、この考えは危険です。ホームページだけあっても、集客に繋がることはまずありません。
ホームページを作成しても、SEO対策が実施されていなければ検索上位に表示されることはありません。検索順位は、ページ閲覧数にも大きく影響します。
・検索順位1位…28.5%
・検索順位2位…15.7%
・検索順位3位…11%
※出典:https://www.sistrix.com/blog/why-almost-everything-you-knew-about-google-ctr-is-no-longer-valid/
このように、検索の1位と3位で2倍以上の差が開きます。検索10位にまでいくと、1位と10倍以上の差が開き、クリックされなくなります。この結果から見ても、検索上位がどれだけ重要かが伺えます。
SEO対策の効果
SEO対策を実施することで、検索順位の向上が見込めます。前述のとおり、検索順位が高いことで、よりクリックされる確率が高まるため、集客に繋がります。ホームページを活用して集客したいのであればSEO対策は必須です。
また、SEOで検索上位表示出来れば、広告出稿の費用を割かずに集客が可能になります。多くの企業が、キーワード検索での上部広告枠を獲得するために費用を払っている状況ですが、SEO対策で検索上位を獲得出来れば広告出稿の必要もなくなります。
さらに、広告出稿は設定した予算内で出稿回数や期間が決まりますが、SEO対策による検索上位表示であれば、中長期的に検索上位をキープ出来るため、コストパフォーマンスの高い集客が可能になります。
ホームページ制作時に行う内部SEO対策
ここからは、ホームページ制作制作時に行う内部SEO対策について解説していきます。ホームページ制作時とは別に、制作後に行うSEO対策もあるので、どちらもしっかりと理解して、SEO対策万全のホームページに仕上げていきましょう。
階層構造の構築
階層構造とは、ホームページ内のページをピラミッド式にカテゴライズすることを指します。
・トップページ
・SEO対策
・内部SEO対策
・個別ページ
このように、個別ページがホームページ内のどのカテゴリに属しているのかを明確にすることでSEOから良い評価を受けられます。SEOから良い評価を受けるための考え方として、検索エンジンにホームページの内容が分かりやすく伝わっているかを重要視されています。
XMLサイトマップの送信
XMLサイトマップとはサイト内のページを検索エンジンのクローラーに知らせることができるURLのリストです。XMLサイトマップをクローラーに送信しておくことで、サイト内にどのようなページがあるのか、正確に認識させる効果があります。
この場合のXMLサイトマップとは、ホームページ内の1ページで設置されているサイトマップとは全く異なります。
ホームページ制作後に行うSEO対策
ここからは、ホームページ制作後に行うSEO対策について解説します。ホームページ制作時に行うSEO対策に関しては、自社で制作する場合を除いては制作会社などが全て対策まで行ってくれています。
しかし、制作後は基本的には自社でSEO対策を行っている必要があります。そのため、どのような内容のSEO対策が必要になってくるのかを解説していきます。
ホームページ制作後のSEO対策の簡単な方法は以下の4つです。
・ブログ・コラムの執筆
・キーワード選定
・タイトル・ディスクリプション
・サーチコンソールにインデックス
1つずつ詳しく解説していきます。
ブログ・コラムの執筆
実は、ホームページを制作しただけでは検索上位表示は難しいと言われています。そこで、ホームページ内にブログやコラムを執筆することで、ホームページ内の価値を高めて、質の高いコンテンツとして、検索エンジンに評価してもらう方法が有効です。
キーワード選定
ブログ・コラム執筆において、検索上位表示を狙うためにはキーワード選定と呼ばれる方法が必要になってきます。これは、検索上位を狙えそうな、ライバルが少ないけど需要のあるキーワードを選定していく作業になります。
タイトル・ディスクリプション
選定したキーワードを、ブログやコラムのタイトルに盛り込むことで、SEO評価の高い記事に仕上げることが可能です。また、検索結果のタイトル直下に表示されている文章(ディスクリプション)も検索上位表示には重要になってきます。
サーチコンソールにインデックス
ブログ、コラムを執筆出来たら終わりではありません。執筆した記事を、Googleサーチコンソールにインデックスする必要があります。インデックスとは、検索エンジンにこのような記事を執筆しました、と認識させる役割を果たします。
また、新規で執筆した記事だけでなくリライトした記事やリニューアルしたページなどがある場合にも、Googleサーチコンソールにインデックスすることで、検索エンジンに反映される速度が高まります。
まとめ
本記事では、ホームページ制作におけるSEOの必要性について解説しました。ホームページのみならず、WebサイトにはSEO対策が必須です。名刺代わりのブランディングサイトといえど、最低限のSEO対策はしておくべきです。
検索で上位表示が出来ることで、広告出稿の必要もなくなるため、コストパフォーマンスの面では非常に大きいです。しかし、決して簡単ではない、かつ明確な答えはなく時間の掛かる対策なので根気強く取り組む必要があります。
弊社でも、ホームページ制作、及びSEO対策のコンサルティングを行っております。
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このような実績を基に、SEO対策を施したホームページをご提供します。また、制作後のSEO対策までサポートさせていただきますので、自社ホームページを検索上位表示させたいという方は、お気軽にご相談ください。