自分で無料でホームページを作るには
無料でホームページを自作するには
・Wix
・Jimdo
・Weebly
などのノーコードツールを使うことになります。
ノーコードツールには、本来はプログラミング言語を使ってソースコードを書かないと
使えないホームページ制作に必要な「部品」があらかじめ用意されています。
利用者はホームページ全体のデザインを決めたら、必要な部品をドラッグ&ドロップで
配置していくだけでホームページが作れてしまいます。
実際の完成画面を見ながら作業するので、
ホームページ制作の専門的な知識が無くてもOKなんです。
また先に紹介したノーコードツールでは、
ホームページの公開に必要なサーバーやドメインも無料で提供してます。
ちなみに、サーバーは制作したホームページのデータを保存しておくところで、
ホームページを閲覧する際はホームページデータが保存されているサーバーに
アクセスします。
ドメインはホームページのURLの「www.」から後ろの部分のことで、
例えば大手通販サイトAmazonのURLだと「amazon.co.jp」の部分がドメインとなります。
サーバーやドメインも無料で提供されるので、Wixなどではホームページ制作だけでなく、
完成したホームページをネット上に公開することも無料でできるんですね。
無料でホームページが作れるだけのノーコードツールもある
先に名前を挙げたWixなどはホームページの制作から公開まで無料でできますが、
ノーコードツールの中にはホームページ制作のみ無料で公開には別途費用が
発生するものもあります。
ノーコードツールの中でも利用者が多い「WordPress」なんかは、
公開に別途費用が発生するノーコードツールの代表的なものです。
WordPressではサーバーやドメインの提供は有料無料に関わらず行っておらず、
WordPressで作ったホームページを公開するには別途サーバーとドメインを
調達しないといけません。
サーバーは自分で立てるにしろレンタルするにしろ費用がかかりますし、
ドメインも取得するには料金が発生します。
なのでWordPressでは無料でホームページが作れるものの、
それを公開するにはお金がかかってしまうんですね。
このように制作は無料でも公開には費用がかかることもあるので、
無料でホームページを自作しようと考えている場合は、
ノーコードツール選びの段階から注意しないといけませんよ。
自分でホームページを作るメリット
ノーコードツールを使って自分でホームページを作るメリットとしては
・ホームページの制作、運用に費用がかからない
・ホームページの更新や情報追加に素早く対応できる
といったことが挙げられます。
意外にメリットが少ないと思ったかもしれませんが、実は1つ目の「ホームページの制作、
運用に費用がかからない」というメリットが非常に大きいんです。
ホームページを自作するデメリットも後述しますが、
人によっては全てのデメリットを無視できるぐらい費用がかからないメリットに
大きな魅力を感じることもあるぐらいなんですね。
ホームページの制作、運用に費用がかからない
Wixなど無料のノーコードツールを使ってホームページを自作すると、
制作はもちろん公開後の運用にも費用がかからないんです。
先にも書いたように、Wixなどではホームページ制作に必要なノーコードはもちろん
公開に必要なサーバーやドメインも無料で提供しています。
なのでホームページを作って、
完成したホームページをネット上に公開するまで完全無料でできてしまうわけです。
さらにホームページを更新したり情報を追加したりするのも、
ホームページを作ったノーコードツールを使ってできますから費用が発生しません。
ホームページ制作会社に依頼すると、ホームページを作ってもらうだけでも
会社やお店であれば20万円ぐらいはかかります。
その上、更新や情報追加もホームページ制作会社にお願いすることになるので、
ホームページの運用に月額数万円程度かかってしまいます。
それがノーコードツールを使って自作すれば無料になるわけですから、
かなり大きなメリットと言えますよね。
十分な効果が出なくてもダメージが少ない
ホームページを作ったものの、思ったほど知名度や集客のアップなどの効果が
現れないといったことも考えられます。
そういった場合、お金をかけてホームページを作っているとダメージが大きいですが、
無料で自作しているとダメージが少なくて済みます。
ホームページ制作会社に作ってもらった場合は、
より効果が現れるようにリニューアルするのにも費用がかかってしまいます。
しかし自分で無料で作っていればリニューアルも無料でできますし、
自作の失敗を生かしてホームページ制作会社に依頼するといったこと可能です。
何事も最初から上手く行かないことが当たり前だったりしますから、
万が一失敗してもダメージが少ないのは決して小さくないメリットですよ。
ホームページの更新や情報追加に素早く対応できる
ホームページは作って公開したら終わりではなく、
定期的に更新したり新しい情報やコンテンツを追加していかないといけません。
自分で作ったホームページなら、
更新や情報・コンテンツの追加も自分でできますから、必要な時に素早く対応できます。
ホームページ制作会社に作ってもらっていると、
更新や情報追加なども基本的にホームページ制作会社にお願いすることになります。
どういった更新を行うのか、どういう情報をどのように追加するのかなどを
ホームページ制作会社に伝えて、それを元に更新や情報追加したホームページの
サンプルを作ってもらいます。
そのサンプルを見てOKなら実際に更新や情報追加を行いますから、
どうしても時間がかかってしまうんですね。
速報性が求められるような更新や情報追加の場合、余計な時間がかかると意味が
無くなる可能性がありますから、素早く対応できることも見逃せないメリットですよ。
自分でホームページを作るデメリット
自分でホームページを作るデメリットとしては
・オリジナルのホームページが作りにくい
・セキュリティ対策やSEO対策も自分で行わないといけない
・ホームページとは無関係の広告が掲載される
といったことが挙げられます。
メリットに対してデメリットの方が数が多く、これから1つ1つ詳しく見ていきますが、
どれも決して小さいデメリットじゃありません。
なので個人的には、ホームページを自作するにしても有料のツールを使った方が良いし、
できればホームページ制作会社に依頼するのがベターな感じがしますね。
オリジナルのホームページが作りにくい
ノーコードツールを使ってホームページを自作する場合、
どうしても「どこかで見たことがある」感じのホームページになってしまいがちです。
有料のノーコードツールだと使えるデザインや部品が多いので、組み合わせ方を
工夫すればノーコードツールでもオリジナリティのあるホームページが作れます。
しかし無料のノーコードツールだと用意されているデザインや部品に限りがあるため、
オリジナティを出すのはかなり難しいんですね。
どこかで見たことがあるようなホームページだと、見る人の印象に残りにくいですから、
知名度や集客などをアップさせる効果もあまり期待できなくなってしまいます。
デザインや部品をカスタマイズすることもできるが・・・
無料のノーコードツールでも使えるデザインや部品をカスタマイズすることで、
オリジナルティのあるホームページを作ることができます。
ホームページ制作会社でもノーコードツールを使うことがありますが、
デザインや部品をカスタマイズしてオリジナルのホームページを作っていますよ。
ただノーコードツールで用意されている以外のデザインや部品をカスタマイズする
場合には、プログラミング言語を使ってソースコードを書かないといけません。
ソースコードが書けるぐらいのプログラミング知識があれば良いですが、
無ければデザインや部品をカスタマイズすることも難しいですね。
セキュリティ対策やSEO対策も自分で行わないといけない
ホームページを自分で作る場合には、
セキュリティ対策やSEO対策も自分でしないといけません。
ノーコードツールを無料で利用する場合でも、
通信が暗号化されるSSLに対応しているケースが多くなっています。
ただ無料で利用できるノーコードツールは誰でも簡単に使えるものなので、
ある程度システムなどが解析されている可能性が高いんですね。
そのため公開するホームページはもちろん、ホームページを編集する管理画面にも
高度なセキュリティ対策を施しておく必要があります。
悪意ある第三者が管理画面に侵入にして、
ホームページの内容を勝手に書き換えてしまうかもしれません。
とは言え、ホームページに高度なセキュリティ対策を施すには
やっぱり費用がかかりますから、無料でホームページを作るにはセキュリティ対策が
大きな問題となりますね。
素人には難しいSEO対策
SEO対策は、簡単に言うと、Googleなどで関連ワードが検索された時に検索結果の
上位に作ったホームページが表示されるための対策のことです。
ホームページを作っただけでSEO対策を施さないと、
関連ワードが検索されても上位に表示されないのでアクセス数が伸びないんですね。
見てもらえないと存在を知ってもらうこともできませんから、
知名度や集客などのアップを期待するならSEO対策は欠かせませんよ。
以前ならキーワードとなる言葉を単純にホームページ内に多く散りばめるだけで、
ある程度のSEO対策ができました。
しかし現在では意味なく同じ言葉を多用するのはかえってマイナスになってしまい、
素人がSEO対策を行うことが難しくなっています。
ノーコードツール側でもSEO対策を行ってくれるんですが、
無料だと十分とは言えないので、本格的なSEO対策となると専門家に
お願いすることになり費用がかかります。
ホームページとは無関係の広告が掲載される
無料のノーコードツールでホームページを作ると、
ホームページの内容とは関係の無い広告がホームページ内に掲載されてしまいます。
ホームページを簡単に作れるノーコードツールを無料で使えるのは、ホームページを
公開した時にスポンサーの広告が掲載されるようになっているからなんです。
ホームページの内容に合った広告ならまだ良いですが、
全く関係の無い広告だとホームページ全体のイメージを壊してしまう恐れがあります。
そのため会社やお店のブランディング戦略の一環としてホームページを作る場合には、
広告のせいでブランディングが上手くいかない可能性が高くなりますね。
ノーコードツールの使用が分かるドメイン
無料のノーコードツールでホームページを作った場合、
ホームページのドメインでノーコードツールを使ったことが分かってしまいます。
例えばWixの無料プランでホームページを作って公開すると、
ホームページのURLのドメインに「wixsite」という文字列が含まれます。
ドメインの一部がwixsiteとなっていることで、そのホームページはWixの無料プランを
使って作られて、Wixのサーバー上で公開されているといったことが分かってしまう
わけです。
無料のノーコードツールでも独自ドメインが取得できるものもありますが、
Wixのようにノーコードツールの名前が含まれたドメインとなるものの方が多いですよ。
まとめ
自分で無料でホームページ制作するのに、
ノーコードツールを使うメリット・デメリットについて詳しく紹介しました。
何と言ってもホームページ制作に費用がかからないというメリットが大きいですから、
初めてホームページなら自作するのもアリかもしれませんね。
ただ費用がかからないメリットは大きいものの、
デメリットも無視できるものではありませんから、
個人的にはホームページ制作会社に依頼するのがベターだと思います。
格安料金のホームページ制作会社もありますから、
最初から自分で無料で作ると決めつけるのではなく、
ホームページ制作会社に依頼することも含めて検討してみてください。