ホームページ制作,
ホームページ制作の見積もりをチェックする際の注意点とは
2021/06/01

会社のホームページの制作やリニューアルを、
ホームページ制作会社に依頼しようと考えているケースも多いんじゃないでしょうか。


ホームページ制作に限らず、何か仕事を外注する場合には
どれぐらいの費用がかかるのか「見積もり」を出してもらいます。


そのホームページ制作会社に見積もりを出してもらう際に、注意すべきことなどについて詳しく見ていきましょう。

ホームページ制作の見積もりで注意すべきポイント

ホームページ制作会社の見積もりを見る際に注意すべきポイントとしては
 ・分からない項目をスルーしない
 ・見積もりに無い項目の費用
 ・金額だけで判断しない
などが挙げられますね。


別にホームページ制作会社はクライアントにふっかけようとするわけではなく、
クライアントの希望通りにホームページを作ろうとしたら、
見積もり金額が嵩んでしまうことがあります。


そのため、思い通りのホームページを作ると思ったより費用がかかった、費用を
抑えたら思い通りのホームページにならなかったということになってしまうわけです。


先に挙げたポイントをしっかりと押さえた上で見積もりを精査することで、
見積もりと実際の請求に大きな差が無く、その上思い通りのホームページを
作ってもらうことができますよ。

分からない項目をスルーしない

ホームページ制作会社が出してくる見積もりを見た時に、
分からない項目があってもスルーしないことが大切です。


他に表現の仕方が無いということもあって、ホームページ制作会社によっては
見積もりの各項目に一般的には分かりにくい言葉を使っていることがあります。


例えば
 ・サイト設計
 ・デザイン
 ・撮影
といった項目なら何となく分かりますが、
 ・ディレクション
 ・KPI
 ・SEO対策
 ・コーディング
 ・環境構築、機能実装
などの項目になると、何のために必要なのか何をするのかよく分からないですよね。


見積もりと実際の請求で金額が違う場合には、
えてしてこういったよく分からない項目の費用が膨れ上がっていたりします。


なのでホームページ制作の見積もりは、ある程度分かる項目も含めて全ての項目を
確認するぐらいの気持ちで見た方が良いですよ。

ディレクション

ホームページ制作の見積もりで出てきがちがよく分からないいくつかの項目について、
詳しく解説しますね。


まず「ディレクション」ですが、これはホームページ制作の進行を管理するディレクターの
人件費のことで、場合によっては「進行管理」と表現されることもあります。


ホームページ制作では、実際にホームページを作る作業以外にも、企画や仕様の策定、
クライアントとの連絡、スケジュール管理など色んな作業を行います。


当然1人でできることではなく複数人で行うので、まとめ役となるディレクターが居ないと
スケジュール通りにホームページ制作は進みません。


まとめ役であるディレクターがホームページ制作の進行を管理し、時にはデザイナーや
プログラマを叱咤することでスケジュール通りにホームページ制作を進めていきます。


まとめ役であり、クライアントと実際に接するホームページ制作の責任者でもある
ディレクターの人件費が見積もりでは「ディレクション」という項目で計上されるんですね。

KPI

「KPI」は目標値のことで、簡単に言うと、どういった目的でホームページを作るのかを
決めるミーティング費用といったところです。


具体的には、
 ・知名度アップ
 ・集客アップ
といった大目標を達成するために、
どういったホームページを作るのかをミーティングで決めるんですね。


1~2度のミーティングでは決まらないかもしれませんし、クライアントを交えての
ミーティングとなりますから、ある程度の費用が見積もりでは計上されることがあります。


また同業他社のホームページの調査やリニューアルの場合は
現状のホームページの分析にかかる費用もKPIに含まれます。

SEO対策

「SEO対策」は、Googleなどで関連ワードが検索された時に
検索結果の上位に表示されるようにするための対策のことです。


実際に自分がGoogleなどで調べ物をする時のことを考えると分かりますが、
検索結果の最初の方に表示されるサイトしか利用しないですよね。


ですから、知名度や集客などのアップを目的としたホームページ制作では、
検索結果の上位に表示されるためのSEO対策が重要なんです。


具体的には
 ・情報量を多くする
 ・ホームページが表示されるまでの時間を短くする
 ・キーワードを的確に散りばめる
などといったことを行います。


SEO対策にはマーケティングやアクセス解析、さらに検索ワードとなるキーワードの
設定などが必要で、それらにかかる費用がSEO対策の項目で計上されますよ。

コーディング

「コーディング」は、ホームページのソースコードを作るのにかかる費用のことで
 ・トップページ
 ・下層ページ
 ・その他のページ
といったようにページごとに計上されるのが一般的です。


通常ホームページを作る際には、
HTMLやJavaScriptなどといったプログラミング言語を使ってソースコードを書きます。


最近はノーコードと言われるツールを使ってソースコードを書かずにホームページを
作ることもありますが、ホームページ制作会社ではソースコードを書いて作ることの方が
多いんじゃないでしょうか。


そのプログラミング言語を使ってソースコードを書くプログラマーの人件費が、
見積もりでコーディングとして計上されている費用のほとんどを占めるんですね。

環境構築、機能実装

「環境構築、機能実装」は、
コーディング以外でホームページ制作に必要な開発部分にかかる費用のことです。


例えば、ホームページを公開するサーバーや公開後にクライアント側で
ホームページの更新ができるようにCMSを構築したりします。


またホームページにお問い合わせ機能を付けたり、リンク切れのチェックなどにかかる
費用も機能実装の費用として見積もりで計上されます。


さらにホームページにアクセスした際の通信内容を暗号化するSSLの導入も、
環境構築・機能実装の項目に含まれますよ。

見積もりに無い項目の費用

ホームページ制作の見積もりをチェックする際には、
見積もりに計上されない項目に費用についても確認しておきましょう。


代表的なものとしては、ホームページ公開後のサポートについての費用ですね。


ホームページは作って公開すれば終わりではなく、必要に応じて内容を追加削除したり、
場合によっては大幅なリニューアルを行わないといけません。


そういったホームページの更新やリニューアルが必要になった際に、
どういったサポートが受けられるのか、そのサポートにはいくらぐらい費用が
かかるのかを確認しておいた方が良いですよ。


CMSを構築してクライアント側で簡単な更新ぐらいはできるようにするとか、
更新などの保守管理を全て任せる代わりに月額料金を払うとかいったことを
見積もりの段階で決めておくんですね。

提案書を作ってもらう

見積もりと一緒に「提案書」もホームページ制作会社に作ってもらっておくと、
見積もりに計上されない項目にかかる費用について確認しやすいですよ。


例えば、ホームページ公開後にこういったサポートができるというある程度具体的な
内容が記された提案書を作ってもらうわけです。


そうすれば、見積もりに計上されていないホームページ公開後のサポートにかかる
費用や、サポートを受けずにクライアント側で対応できるかといったことも
確認できるんですね。


また見積もりをチェックして内容がよく分からない項目があった場合に、
その項目ではどういったことをして、どうしてそれだけの費用がかかるのかを
提案書として提出してもらう方法もありますよ。

実際にホームページを作るのは誰なのかも確認しておく

ホームページ制作会社の見積もりをチェックする際には、
実際に誰がホームページを作るのかも確認しておきましょう。


企画から制作まで行うホームページ制作会社もあれば、ディレクションのみを行って
企画や制作など関連会社やフリーランスに外注するホームページ制作会社もあります。


関連会社やフリーランスに企画や制作を外注するホームページ制作会社だと、
「中間マージン」という見積もりに計上されない費用が発生します。


中間マージンという見積もりに計上されない費用が発生するかどうかを確認するには、
実際に誰がホームページを作るのかを聞いておく必要があるわけです。


ただ制作を外注するホームページ制作会社の方が、
デザインやレイアウトなどのプランが多彩で、
より理想に近いホームページを作ってもらえる可能性が高かったりするんですけどね。

金額だけで判断しない

ホームページ制作に限ったことではありませんが、見積もりの金額だけで
ホームページ制作会社を選ぶといったことはしない方が良いです。


会社や個人事業主のホームページ制作に対して助成金が出るようになって以降、
ホームページを作る事業者が増えています。


またコーディング無しで簡単にホームページが作れるノーコードツールが登場したことで、
ホームページ制作会社によって料金が二分化してきているんです。


中にはノーコードツールを使って件数をこなすことで、
安い料金でも利益が出るようにしているホームページ制作会社もあったりします。


ただノーコードツールだと使える「部品」が限られているので、
どうしても似通ったデザインのホームページになってしまいがちです。


オリジナリティの高いホームページを作りたかったのに、
見積もり金額の安さで選んだがためにオリジナリティのあまりないホームページに
なってしまうということも十分に考えられるんですね。


なので見積もり金額の高い安いだけで判断するのではなく、
過去の実績や得意分野なども含めて総合的に精査した方が
思い通りのホームページができあがる可能性が高いですよ。

見積もり金額と請求金額に差が出ないようにするには

見積もり金額に納得して依頼したのに、いざホームページが完成して請求書が来たら
見積もり金額よりもかなり高額になっていた、なんてことになったら困りますよね。


そこで見積もり金額と実際の請求金額に大きな差が出ないようにするには
どうすれば良いか、いくつかポイントを紹介しましょう。


1つは、ホームページ制作会社に見積もり依頼をする際に、
どういったホームページを作りたいかをできるだけ細かく要望を出しておくことです。


例えばお昼ご飯の買い出しを頼まれた時に「何でも良い」とか「任せる」と言われると、
いくらぐらいの価格帯のどういったものを買ってくれば良いか分からないですよね。


ホームページ制作会社も同じで、「5ページのホームページを作りたい」と見積もりを
依頼されても、どういった目的があってどういうクオリティのホームページを作ればいいか分かりません。


そのため見積もりは一般的なホームページ制作にかかる費用となり、
結果的に完成後の請求書とは大きくかけ離れた金額になってしまう可能性が高くなる
わけです。


なので同じ5ページのホームページ制作でも、
 ・会社の知名度アップが目的
 ・トップページが1ぺージ
 ・下層ページが3ページ
 ・問い合わせページが1ページ
などといったように、見積もり依頼の時点でできるだけ細かく要望を出しておくんですね。


そうすることでホームページ制作会社もより実際にかかる費用に近い見積もり金額が
出せますから、請求金額が見積もりと全然違って困るリスクが減らせますよ。

ホームページに使う素材をどちらが用意するか決めておく

ホームページに掲載するテキストの原稿や写真などの素材を、
クライアント側・ホームページ制作会社のどちらで用意するか決めておくのもより
正確な見積もり金額を出してもらうためには欠かせません。


どちらで用意するか決まっていないと、ホームページ制作会社としては原稿作成や
写真撮影にかかる費用も見積もりに含めざるをえないんですね。


クライアント側で用意できるものは用意した方が、
ホームページ制作にかかる費用を抑えることができます。


なので見積もりを依頼する前に、ホームページ制作に必要な素材で何が用意できて
何が用意できないのかを洗いだしておくと良いですよ。

まとめ

ホームページ制作の見積もりを確認する際の注意点や見積もり金額と請求金額に
差が出ないようにする方法などについて詳しく見てきました。


ホームページ制作にかかる費用には相場は無く、同じようなデザインの
ホームページでもお金をかけて作ろうと思えばいくらでもお金がかけられます。


少しでも費用を抑えた上でより良いホームページを作ってもらうには、
クライアント側にも事前の準備が必要となります。


ですから見積もりを出してもらう前に、
どういった目的でどういうホームページを作りたいのかを話し合っておきましょう。

あわせて読みたい
ホームページ制作を自分で!初心者向けの簡単な手順と無料ツールの活用法
ホームページ制作を自分で!初心者向けの簡単な手順と無料ツールの活用法

初心者向けホームページ制作の手順と無料ツールの活用法を紹介します。私自身が初めて作成した経験からアドバイスを共有します。難しく感じるかもしれませんが、この記事を参考にすれば誰でも簡単に素敵なホームページが作れます。手を動かして、魅力的なホームページを作りましょう!

よくある質問
お問い合わせはこちら
お電話でのお問い合わせはこちら
03-6866-7521

こちらのホームページは、株式会社アシストにより監修されています。同社は累計ホームページ制作数80,000社、MEO対策5,000社という豊富な実績を持ち、SEO検定やWEB解析士などの有資格者が多数在籍しています。そのため、ご覧いただいている本ホームページの内容には安心してご覧いただけます。ご不明点はお気軽にお問い合わせ下さい。

NEW
ARCHIVE
簡単30秒入力

株式会社アシストの
成功事例

株式会社アシストの
その他のコラム