アプリ開発の勉強法
アプリの開発にとって必須であるプログラミングを勉強する方法には、独学とスクールや講座に入会する方法があります。
独学の場合
まず、初学の場合にプログラミングを独学で学ぶことが可能か不安に思われると思いますが、結論としては可能です。最近では、解説書だけでなくアプリや無料の解説動画もありますので費用をあまりかけることなく勉強することができます。
しかし、独学で学び始める前に、プログラミングを学んで何を作りたいかについては明確にしておく必要があるでしょう。なぜなら作りたいものによって学ぶべき言語や習得するための時間も異なってくるからです。
せっかく時間と労力をかけて学ぶのであれば、効率的に意味のある勉強法で学べる手法を選ぶべきです。独学でプログラミングを学ぶメリットとしてはコストがかからないことや自分のスピードで学習できる点がありますが、やはりデメリットも存在します。
いざ勉強を始めようにも何から勉強したらいいのか、どの言語を選べばいいのかすらもわからず足止めを食らってしまうこともあるでしょう。
また、プログラミング言語が選べたとしても、わからないことがあった時に「専門用語が多すぎて理解できない」「調べたいことが解決できるサイトがない」という悩みが発生しモチベーションを維持できなくなってしまうこともあるかもしれません。
そんな時には、エンジニア向けのQ&Aサイトを活用するのもオススメです。無料で利用でき、回答率が90%を超えるサイトもあります。
スクールや講座で学ぶ場合
スクールで学ぶメリットは挫折のしにくさ、効率の良さなど独学で学ぶデメリットを解決してくれることが多いです。また、スクールによっては講座修了後の転職支援までサポートしてくれるところもあるでしょう。
スクールで学ぶことの最大のデメリットはやはり、コスト面と言えるでしょう。在宅で受けられる学習から完全オンラインの学習まで、現在では様々なスクールや講座がありますが、安くても数十万はかかってしまいます。
独学で時間をかけて学んでも途中で挫折してしまっては勿体無いです。スクールで挫折せずに学び実際に転職やキャリアに役立てば、初期投資の回収も難しくはありません。
各プログラミング言語の学習時間
自分で簡単なアプリの開発ができるようになることをプログラミングを習得したと仮定するならば、プログラミングを習得するまでのおよその学習時間は200時間と言われています。プログラミングのスクールのカリキュラムも同等の時間で設定されることが多いです。
ここからは、プログラミング言語ごとの学習時間の目安を解説していきましょう。
Phyton
PhytonでできることはWebやスマートフォン用のアプリの開発のみではなく、人工知能の開発やデータの分析、ブロックチェーン技術の開発など多岐に渡ります。YouTube、InstagramなどのアプリはPhytonで作られています。
Phytonの学習目安時間は200~300時間です。大変そうと感じる方もいると思いますが、Phytonはコードもシンプルなので初心者でも比較的短時間で学習できます。
HTML/CSS
Webアプリの開発にあたって、Web上のボタンなどユーザーが見えている部分の機能をフロントエンドと呼びます。HTMLやCSSはこのフロントエンドの開発に使用されるプログラミング言語です。
HTMLやCSSは比較的難易度が低いプログラミング言語ですが、それでも学習時間の目安は半年ぐらいになります。
HTMLやCSSは進化のスピードが速いため、基礎を学んだ後に実践的に学んでいった方が効率的と言えるでしょう。
Java
Javaはプログラミング言語の中でも世界中で人気が高く、Webサービスからスマホアプリの開発まで、できることは多岐に渡ります。クロスプラットフォーム(異なるプラットフォーム上で同じアプリを動かすことができる)を特徴とし、IoT機器など生活の身近な場所でも使用されています。
Javaはプログラミング言語の中では難易度が高いとされており、スクールに通っても300時間程度かかると言われています。独学の場合なら400~500時間はかかると考えた方がいいでしょう。
他のプログラミング言語と比較すると文法やルールが多く、覚えなければいけないことが多い点で難易度が高いとされていますが、汎用性が高いことやJavaを理解することで他のプログラミング言語の理解もスムーズになるため、人気は高いです。
PHP
Webサイトは一般的にHTMLを使って作られることが多いですが、PHPを使用すると動的なページの作成が可能です。HTMLで制作した静止しているWebページをPHPを使って動的にする、といった使い方もできるプログラミング言語です。
PHPを学ぶ前提として、前述のHTMLやCSSについても理解しておく必要があり、それに追加して165~280時間程度の学習時間が必要となります。
PHPはコードの種類も少なく、プログラムを書いてからすぐに実行し確認できるという点で初心者にとっても優しいプログラミング言語と言えるでしょう。
アプリ開発の学習にかかる費用
事前に必要なものとしてパソコンは必須ですので、ここではパソコンを除いた費用で解説をしていきます。
独学の場合の例ですが、参考書籍3~5,000円を1冊、その他に有料のサイトなどで月2,000円支払い半年かけて学習したとしても15,000円~20,000円程度で学習ができます。
プログラミングのスクールについては、受講期間、金額、講師の質、成果物、転職のサポート有無など内容によって金額には差が出ます。前章でプログラミングの学習にかかる時間の目安について解説しましたが、1ヶ月の短期で学ぶのか、3~6ヶ月かけて学ぶかでも金額は変わってきます。
相場としては1ヶ月10万円~が多いですが、平均すると3~6か月の受講が多いようですので、プログラミングのスクールの相場としては20~60万と言えるでしょう。
独学とスクールに通う場合の最大の違いは『時間』です。受講費用を高額に感じるかもしれませんが、同じ6か月でも3ヶ月早くプログラミングを習得し、3ヶ月早く転職したりアプリ開発に携わることが出来れば学習時間を短縮した分早く働き、収益を得ることができます。
アプリ開発の勉強法まとめ
本記事では、アプリを開発するにあたっての勉強法、かかる時間や費用について解説してきました。アプリ開発の目的を定めることで、独学とスクールどちらがいいのか、どのプログラミング言語を選ぶべきか、どのようなスケジュールで勉強すればいいのかイメージできたのではないでしょうか。
アプリを開発するためにプログラミング言語を学ぶにも、時間やコスト、労力がかかります。自身がどんなアプリを開発したいかとアプリを作る目的が明確な場合、アプリの開発を外部に委託したり、企業とパートナーシップを結ぶのも一つの手段でしょう。
スキルアップを望むか、アプリの開発を急ぐか次第で選択肢は変わってくるはずです。
まずは目的を明確にしてアプリの開発に臨みましょう。
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