アプリ制作の流れ
1 ヒアリング
アプリ開発は、まずヒアリングからスタートします。アプリ制作会社と依頼者の間で、これから作っていくアプリの具体像を共有し、認識を擦り合わせたうえで対応します。
2 企画
ヒアリングで聞き出した情報を元に、企画書を作成します。このフェーズでは、アプリに盛り込む具体的なコンテンツ・機能をまとめていきます。
3 設計
企画が終了したら、いよいよアプリを設計していきます。
アプリのデザインや動き方などの見える部分から、ユーザーデータの動きなどの目に見えない部分まで細かく設計をしていきます。
4 実装
ここでようやく、アプリの実装に着手します。前段階で作った設計をエンジニアがプログラムを書き、実際に画面上で動作するものにしていきます。
5 テスト
開発が終わったら、次はテストです。実際にアプリを運用しながらバグを探し、見つかり次第すぐにコードを修正していきます。
6 ストア申請
アプリが完成したら、iOSはApp Store、AndroidはGoogle Playのような、各アプリストアに申請を出します。
申請が通り次第、アプリは正式にリリースされ、ユーザーも使えるようになります。もし審査に落ちてしまった場合、アプリは作り直しです。
アプリ制作に必要な期間
次に、アプリ制作に必要な期間を見ていきましょう。
発注者が制作物のプログラミング作業にかかる期間を把握しておくことで、制作会社に無理のない納期を提案できるようになります。トラブルを回避し、お互い気持ちよく仕事を進められるようにしましょう。
アプリのジャンルで変動する
作成するアプリのジャンルや機能の量によって、制作期間は変動します。
・ECサイト、検索ツール … 3ヵ月程度
・SNS、GPS搭載アプリ、ゲーム … 6ヵ月~1年程度
上記はあくまで相場なります。機能の複雑さや難易度によって、制作期間は変化します。
たとえば、ECサイトを制作する場合、ありとあらゆる機能を盛り込もうとすれば、制作の難易度はSNSの開発よりも高くなることがあります。
クラウド型での期間
ジャンルや制作難度に加え、制作形態によっても期間が変動します。
クラウド型の開発では、もともと存在するクラウドシステムや枠組みを組み合わせてアプリを開発していきます。ゼロからプログラムを組んでいく必要がないため、必要な作業量が圧倒的に減り、高速でアプリを実装できます。
エンジニアの制作コストも減るため、費用も安く抑えられます。
また、アプリの運用を、既存システムの運営会社に任せることもできます。
アプリは作ったら終わりではなく、しっかりと運用していく必要があります。クラウド型の開発では、アプリの運用をシステムの運営会社に一任することができるので、専門知識を持つ人が社内にいなくても大丈夫です。
一方で、クラウド型のデメリットは自由度の低さです。もともとあるシステムを利用するので、そのシステムが持つ機能を超えたアプリは作れません。
クラウド型の開発は、既存のシステムでは再現できない独自性や機能を求める企業には不向きといえるでしょう。
フルスクラッチ型での期間
フルスクラッチ型での開発には、非常に長い期間が必要になります。
フルスクラッチ型は、ゼロからアプリを開発する方法です。既存のシステムを何も利用しない、オーダーメイドな開発になっています。
フルスクラッチ型の最大のメリットは、開発の圧倒的な自由さです。アプリの大枠から細かい機能まで全てゼロから開発するため、開発者のスキルと予算次第ではどんなアプリであっても作ることができます。
一方で、開発期間の長さと費用の大きさがフルスクラッチ型のデメリットです。自由度が高いぶん開発の負担も大きくなるので、どうしてもクラウド型より大きなコストが必要になってしまいます。
アプリ制作の期間が伸びてしまう要因
次に、アプリの制作期間が伸びてしまう原因について確認しましょう。
要件定義
要件定義とは、ヒアリング〜企画の、実際にアプリを開発する前の段階を指します。
要件定義は、作成するアプリの方向性を決める大変重要な段階です。そのため、予定よりもかかる期間が伸びてしまうことがよくあります。
制作過程での機能追加
制作過程で、企画にはなかった機能が追加されることがあります。このような場合も、本来の予定期間とのズレが生じる原因のひとつです。
作り始めて初めてわかることもあるので、最初から余裕を持った納期を設定しておくのがポイントです。
公開審査の延長
ストア申請が予想以上に長くなり、アプリ制作の期間が伸びてしまうケースもあります。
また、もし申請が通らなかった場合、アプリは作り直しになってしまいます。
審査期間は、制作者側にはコントロールできる要素ではないため、予定とのズレが発生しやすい要素です。
まとめ
ここまで、アプリ制作に必要な期間や工程について解説してきました。要点は以下の通りです。
・認識のズレをなくすため、発注者もアプリ開発について知っておく必要がある
・制作期間が予定より長くなることもあるので、余裕のあるスケジュールを組んでおく
希望通りのアプリを作るためには、発注者側からの積極的な働きかけもたいへん重要です。特にヒアリングの段階では、アプリを目指す目的や必要な機能を外注先にしっかりと説明できるようにしましょう。
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