SNSマーケティングとは
SNSマーケティングとは、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス
)を活用して広告、プロモーションを行なうことを指します。
SNSを活用することにより、プライベートとして活用しているユーザーにアプローチして興味を持ってもらい、商品の購買意欲を高めるというマーケティング戦略です。SNSを活用することでtoCへのアプローチに強くなります。
SNSで商品の情報を発信することで、商品に対する親近感を抱いてもらう効果があるので商品の購買意欲が高まります。また、商品情報をSNSという身近なコミュニケーションツールを通して理解することで購入までのハードルも下がります。
SNSマーケティングツール
ここからは、マーケティングとして活用されているSNSについて解説していきます。SNSによって特徴があるので、そちらも併せて紹介します。
Twitter
Twitterは様々な年代のユーザーが活用しており、アプローチしやすいSNSとなっています。また、フォロワーの獲得や自社サイトへのリンクの貼り付けが容易に行なえるので宣伝として活用することも出来ます。
また、拡散力が非常に高いためキャンペーンなど一気に短期間で拡散したいという目的がある場合は大きな効果を見込めるSNSです。TwitterはSNSの中でもユーザー数が4,500万人以上と多いためマーケティングツールとして非常に優秀です。
Instagram
Instagramは写真・動画投稿型のSNSです。ユーザー層は主に女性となっています。そのためコスメやサプリなどの美容関連や、キレイに映ることで印象が良くなる飲食や旅行関連の宣伝に効果が高いSNSとなっています。
Instagramで投稿されてバズを生むことを目的とした商品のことを「インスタ映え」と呼ばれるほど大きな影響力を持っているSNSです。実際に、インスタ映えを戦略として取り入れることで成功したという事例も多いです。
また、旅行や観光スポットを撮影してInstagramに投稿することで宣伝になり、観光地のお土産やご当地グルメの売上も向上するなど企業側が広告を出稿せずともユーザーが自発的に宣伝してくれるという従来とは違うマーケティング方法になっています。
Facebook
FacebookはSNSには珍しく、匿名性のない本名での登録が必須となっています。それにより本名での活動が多いビジネス関連のアカウントが多く存在しています。
Facebookは通常のプライベートアカウントとは別で、ビジネスアカウントというものを作成出来ます。ビジネスアカウントではFacebook上にホームページを構えることが出来るなど気軽に宣伝やファンを獲得することが可能です。
LINE@
LINE@は、もっともユーザー数の多いSNSである「LINE」のマーケティングツールです。LINEは老若男女問わず利用しているので、他のSNSは登録していないというユーザーもLINEだけは使っているということもあります。
LINE@では、LINEのタイムラインに投稿出来たりLINEニュースに広告を掲載することが出来ます。LINEのマーケティングツールということでLINE内であれば自由にユーザーへアプローチが可能です。
LINE@は無料のフリープランもありますが、本格的に活用していく場合は月額課金が必要です。LINE@は投稿数によってプランが変わるので、LINE@の登録者数が増えるとフリープランでは全員に投稿出来ないという問題も出てきます。
TikTok
TikTokはユーザー全体が10~20代で半数を占めるという若者層に需要の高いSNSです。学生なども多いため顧客になる可能性は低いとされています。
ただし、TikTokは他のSNSと比較してもエンゲージメント率が高く新規参入者でも伸ばしやすSNSとしても有名です。TikTokで集客し、他のSNSに誘導するなど活用方法は様々です。
また、TikTokは自身で閲覧する動画を選ぶのではなく、AIが自動的にマッチした動画を流すため、動画と動画の間に広告が挿入されても広告という認識が薄く、広告訴求として敬遠されることが少ないというメリットもあります。
SNSを活用した集客の成功事例
ここからは、実際にSNSを活用して集客増加を成功させた事例を紹介します。戦略も勉強になるので、参考にしてください。
Facebook広告を活用した建設会社
急遽、内覧会を開催しようとなったところ開催まで2週間しかありませんでした。通常、内覧会の集客は最低でも1か月は必要と考えられるので悩んだ結果、Facebookに広告を出稿することを決断。
1. 現地の写真、ビフォーアフターなどの画像
2. 広告をクリックしたファーストビューに大きなバナー
3. Facebookページに複数のバナーを配置
このような施策の結果、通常よりも厳しい条件にも関わらず来場者は満員になったとのこと。
スターバックス
スターバックスはSNSの活用が非常に上手く、様々な企業のお手本となっています。スターバックスでは、1か月おきに新作の限定ドリンクが発売されます。この限定ドリンクを露出するためにSNSを上手く活用しています。
TwitterやInstagramに新商品が発売される前から事前告知をして期待度を高め、話題性(バズ)を生みます。これにより、スターバックスを普段利用しないユーザーにまでアプローチを掛けることが可能です。
また、新商品が発売されるとTwitterやInstagramに商品の画像を投稿することで新たなバズを生み新商品の宣伝が拡散していきます。また、ハッシュタグを上手く活用しているのでハッシュタグ内でコミュニティが生まれているというのも戦略です。
まとめ
本記事では、SNSを活用した集客の方法や成功事例について解説しました。本記事の内容を最後にまとめると
● SNSを活用することで大きな宣伝効果になる
● プライベート活用している潜在層にまでアプローチ可能
● SNSによってターゲットが変わるため事業との相性が重要
● SNSをただ使うだけでなく、戦略を練らなければ伸びない
● SNSマーケティングの効果は高く、SEOに引けを取らない
このような内容でした。
SNSというプラットホーム上で宣伝することで、商品を宣伝されているという意識が低くなり購入のハードルが下がります。また、広告なども表示はされますがその後のアクションはユーザー次第なので宣伝されているという意識が低くなるというメリットもあります。
今後もSNSを活用したマーケティングは確実に伸びてきます。早い段階からSNSを活用して企業の宣伝を行ないましょう。