まず最初のポイントは、担当してくれる担当者との相性です。
なぜこれをポイントの一つとして解説するかというと、SEO対策というのは基本的に長期戦になります。1日、1週間で結果が出るようなものではなく、数ヶ月や時には数年単位でお付き合いすることになるかもしれません。
そのため、自分についてくれる担当者との相性はとても大切な要素です。
とはいっても、どのような担当者がいいのかはよくわからないかもしれないので、覚えておいてほしいのは「一緒に働きたい」と思うかどうかです。
あくまでも一般論になりますが、例えば、説明がわかりやすい人は一緒に働きたいと思うでしょう。
SEO対策に限った話ではありませんが、何か専門分野の説明をする際に、顧客に対して専門用語ばかりを使い説明する人はどんなに優秀でも説明が上手いとはいえません。
基本的に顧客はその分野に対して知識がないので依頼しているわけなので、無闇に専門用語を使うのは得策ではありません。
SEO対策業者を選ぶ際は、この専門用語の多用を意識してみてください。
そして、次の基準は、正直に良くないことは良くないと指摘してくれる人かどうかです。
こちらからやってみたい策があり提案しても、「それはやめておいた方がいい」など指摘をしてくれる人は信頼できる可能性が高いです。
業者も相手の依頼に答えてどんどんオプションをつける方が、それだけ儲けになりますが、顧客のことを考えて適切に提案をできる人は信頼が置けます。
ダメなのはダメを言ってくれるのが時に優しさです。
そして、しっかりとヒアリングをしてくれるかというのをとても大切で、
特に、SEO対策というのは基本的にオーダーメイドの商品なので、営業マンからしても顧客から状況を聞き、どれだけ顧客にマッチした提案をできるかということがポイントになります。
本来であれば、そのようにどんどん状況把握をして提案をしてくれたらいいのですが、中には自分の売り込みばかりに集中する営業マンもいます。
そのような自社のことしか考えていない業者は避けたいものです。
SEO対策と一概にいっても、実際は様々な種類の作業があります。
まずは、自社サイトと競合サイトの分析から始まり、キーワード選定を行った上でコンテンツを作成、時にはサイト自体の改善も必要です。
いろんな作業を伴うため、SEO対策業者が全て請け負ってくれると思いがちですが、実はそうではありません。
今回の依頼でどこまでやってくれるのかをしっかり把握しておきたいものです。
SEO対策業者とのトラブルで多いのが、「やってくれると思ったのにやってくれない」という事例で、業者の中には「アドバイスまで」を作業範囲として行っているところもあり、「アドバイスだけなのか、作成などを実行してくれるのか」などを明確にすることが何よりも大切です。
もちろん、実行までお願いすると予算はかさばりますので、希望予算と相談しながら見積もりを立てます。
SEO対策業者なのでSEOに関する知識があるのは当然ですが、こちらが発注するコンテンツに関する知識を持っているのか、実績はあるのかをチェックします。
例えば、医療系のコンテンツを発注するとして、SEO対策の知識はあっても医療系の知識が全くなければ信頼できる相手とはいえません。
特に医療やお金など、デリケートな話題のコンテンツの場合は不正確な情報を発信するのはNGなので注意が必要です。
ここまでいろんな視点からSEO対策業者を選ぶ基準を紹介しましたが、最後に確認してほしいのが「提案内容」です。
特に、
・こちら側の状況をしっかりと理解してくれるか
・どこからどこまで作業するのか、作業範囲が明確であるか
・予算内に収まっているか
・こちらが納得できる戦術や戦略であるか
・ルールに違反する策を出していないか
これらには注意が必要です。
見積書や提案書の中にも、時には専門用語が使われていることもあるでしょう。もしその意味がわからなければ躊躇なく質問するようにしたいです。
このタイミングで意味を知らないまま契約をしてしまえば、あとで後悔してももう手遅れです。
本当に信頼できるSEO対策業者なら、どんなに些細なことでも真摯に答えてくれると思います。
最後の最後まで油断せず、納得できるまで契約は結ばないようにすることです。
意外と勘違いする人が多いですが、「全部SEO対策業者に任せる」という発想はよくありません。
というのも、確かに業者はSEO対策のプロではありますが、あなたが発信するコンテンツのジャンルに対するプロではありません。
例えば、先にも述べましたが、発注するコンテンツのジャンルが医療だとします。
発注先の業者は、SEO対策のプロではありますが、医療のプロではありません。そのため、丸投げでは「医療」というコンテンツにおいて、プロからの情報を発信できなくなります。
大切なのは、業者に完全に任せるのではなく一緒に作り上げていくということです。
SEO対策業者の中には、「作業の全てをお任せ下さい」というところもありますが、少し考えた方がいいです。もちろん100%NGということではありませんが、注意が必要。
逆に、「一緒に作り上げていく方がいい」と指摘してくれる対策業者の方がよっぽど信頼できるでしょう。
SEO対策業者を比較するために相見積もりを出すこともあるでしょう。
相見積もり自体はとてもいいことだと思いますが、見積もりで比較するのは3社程度に抑えます。
5社や6社になると、そもそも比較することに時間がかかりすぎてしまい、依頼への準備が疎かになってしまう可能性があります。
一番いいのは、「依頼する準備を整えた上で、3社程度を目安に相見積もりを行う」ということで、3社という数字を推奨するのには理由があり、2社のみだと金額の比較しかできないからです。
2社→3社にするだけで、金額以外にも細かな部分が浮き彫りになり、様々な視点から比較することが可能になります。
そもそも、SEO対策の原価というのは、ほぼほぼ人件費です。
そのため、「安い=人件費を削っている」という考え方ができ、これを考えると、あまりにも安すぎるところは人手を少なくしている可能性があるので金額だけでは決めないこと。
人手が少ないと行える施策も限られてきて、SEO対策への効果も下がります。